2013.01.27

カシージャスのショックを乗り越えて、ヘタフェにリベンジできるか

 水曜にはメスタージャでのコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝セカンドレグ、バレンシア戦を1‐1の引き分けで乗り切り、2試合合計3‐1で準々決勝を突破。リーガでの逆転優勝をほぼ諦めた現在、今シーズンの主要目標の1つとなった国王杯準決勝に進んで、来週ミッドウィークにバルセロナと戦うことになったレアル・マドリード。しかし、その翌日には勝利の余韻を吹き飛ばすような悲劇が報じられた。その試合で負傷交代した守護神のスペイン代表GKイケル・カシージャスであったが、左手親指の骨折で全治2~3カ月という検査結果が明らかとなった。これにより、もう1つのシーズン目標、来月に行われるチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦にも間に合わない可能性が高くなった。

 それに輪をかけたのが、カシージャスとスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが今週、フロレンティーノ・ペレス会長とボーナスについての話し合いをした折に「来シーズンもジョゼ・モウリーニョ監督が続投するなら、移籍したいと言っている主力選手がいる」と訴えたというスポーツ紙の暴露記事だ。ペレス会長自らが急遽、同日昼に記者会見を開き、そんな事実はないと断固否定。両キャプテンもクラブの公式ページに否定のコメントを出したものの、このような話が出ること自体、監督と選手たちの関係がかなり悪化している結果だと見られている。

 その一方で、ここに来てチームの団結を誓ったという選手たちの発奮ぶりは見事なもので、先週末のリーガでは同じメスタージャでバレンシアを相手に0‐5と一蹴。とりわけ、キレが戻ってきたアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアのプレーなど、何人もの選手が怒涛のように敵ゴールに押し寄せるスピード・カウンターは、121得点、勝ち点100で優勝した昨シーズンの姿を彷彿させるものだった。今節のGKはスペイン人GKアントニオ・アダンになると思われるが、スタメンに大きな変化はない予定。選手たちが集中力を保っていれば、ファンが待ち望む強いレアル・マドリードが見られるはずだ。

 一方、前節もセビージャと1‐1でドローに終わるなど、今年に入って白星がまだないヘタフェ。スペイン人MFペドロ・レオン、同MFアンヘル・ラフィタ、同DFマネが負傷中、モロッコ代表MFアベラジズ・バラダとアルジェリア代表MFメディ・ラセンがアフリカ・ネーションズカップに参加中という頭数不足の中、更に今週はアルゼンチン人DFダビド・アブラームをホッフェンハイムに売却という、クラブの財政優先のオペレーションもあった。これにより、現在はCBがスペイン人DFアレクシス・ルアーノ、同DFラファ、元スペイン代表DFアルベルト・ロポの3人しかおらず、しかもスペイン人DFミゲル・トーレスも復帰できるか微妙であるため、守備陣はかなり厳しい状況だが、まだ補強の人材は来ていない。シーズン前半戦ではホームでレアル・マドリード相手に2‐1の勝利という快挙を成し遂げたヘタフェとはいえ、今節でもベンチ入り禁止処分となっているルイス・ガルシア監督に何か秘策はあるのだろうか。

【予想スタメン】
・レアル・マドリード[4-2-3-1]
GK:13.アダン
DF:17.アルベロア、2.ヴァラン、18.アルビオル、5.コエントラン
MF:6.ケディラ、14.シャビ・アロンソ、22.ディ・マリア、10.エジル(モドリッチ)
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、20.イグアイン

・ヘタフェ[4‐2‐3‐1]
GK:1.モヤ
DF:20.フアン・バレーラ、2.アレクシス、6.ロポ、15.ラファ(4.ミゲル・トーレス)
MF:21.ミチェル、25.シャビ・トーレス、17.ディエゴ・カストロ、10.ガビラン
FW:11.アドリアン・コルンガ、26.パコ・アルカセル

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