2012.11.11

途切れない故障者、センターFW不在のレアルが敵地で好調レバンテと対決

C・ロナウドは、センターフォワードでの起用になるか

 火曜日に行われたチャンピオンズリーグでは、ドルトムントを相手に土壇場で追いつき、何とかグループリーグ2連敗を免れたレアル・マドリード。グループ首位突破の可能性も残されているため結果を悔やむ声は少ないが、その試合で何より痛かったのはイグアインのけがだろう。タイミングの悪いことに、ベンゼマも月曜の練習で太ももを負傷している。ハムストリングを痛めたイグアインと共に週末の試合に出られないとなれば、各国代表戦からの故障者の波を受け、中盤から後ろを即興の選手起用で賄ってきたジョゼ・モウリーニョ監督は、更に前線にもヒネリを加えることが求められる。

 昨今のサッカーでは、スペイン代表やバルセロナを例に挙げられるように、常にピッチにセンターフォワードを置かなければならないという決まりは無いが、モウリーニョ監督はこれまで指揮した全てのチームで真正のセンターフォワードを採用している。今回は無い袖は振れぬと思い切って、ドルトムント戦の後半のようにクリスティアーノ・ロナウドをかりそめのセンターフォワードとして使うのか、カンテラーノのモラタを先発として抜擢するのか、采配に注目が集まる。守備陣では左サイドバックのコエントランが木曜から練習に復帰。実戦復帰はまだ早いと思われるが、現在右サイドバックに戻っているセルヒオ・ラモスもずっと臀部の痛みに悩まされているため、プレーできる人材が増えてきたのは朗報だろう。なお、骨折のマルセロは年明けに復帰予定、ケディラもまだリハビリを続けているようだ。

 一方、昨シーズンの大躍進をリピートするように、ヨーロッパリーグ出場圏の6位をキープしているレバンテは、木曜にアウェーのヨーロッパリーグ、トゥエンテ戦でスコアレスドローを達成。1週間に1度試合をすれば良かった昨シーズンのアドバンテージは失った形だが、チャンピオンズリーグに毎回ベストメンバーを並べているレアル・マドリードとは異なり、ヨーロッパリーグでは控え選手中心で戦っているため、リーガに出てくるメンバーに疲労はほとんどない。とりわけ、シーズン開始後にルビン・カザンから移籍してきたFWマルティンスなどはもともとヨーロッパリーグに登録されていないため、ミッドウィークはシュート精度を磨いていた状態だ。

 ベテランのバジェステロスを中心とする守備陣も前節ではセビージャを零封、今シーズンも堅く守って、少ない機会を最大限に生かして勝つというファン・イグナシオ・マルティネス監督の哲学がしっかり機能しているようだ。更に彼らにとって励みになるのは、今シーズン、ホームでの5試合を終えて4勝1分けとまだ負けのないこと。レアル・マドリードがアウェー5試合で2勝1分け2敗、5分の成績だと聞けば、昨シーズンも地元では勝っているだけに、選手たちにもますます気合いが入るかもしれない。

【予想スタメン】
・レバンテ[4-2-3-1]
GK:1.ムヌ-ア
DF:19.ペドロ・ロペス、18.バジェステロス、4.ダビド・ナバーロ、12.フアンフラン
MF:10.イボーラ、23.ディオプ、7.バルケロ、8.エル・ザール、20.フアンル
FW:24.マルティンス

・レアル・マドリード[4-2-3-1]
GK:1.カシージャス
DF:4.セルヒオ・ラモス、2.ヴァラン、3.ペペ、17.アルベロア
MF:15.エッシェン、14.シャビ・アロンソ、22.ディ・マリア、10.エジル
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、21.カジェホン

[写真]=ムツ カワモリ

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