レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマがUEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』の中で、レアル・マドリードに来てからずっと精神的に適応するのにつらい思いをしてきたと、その心情を吐露している。
ベンゼマはリヨンでプレーして以来、ずっと「プレッシャーを受けてきた」と告白している。その上で「監督(ジョゼ・モウリーニョ)はプレーする上でのメンタル面において、僕のことをよく見てくれた。その点に関して僕は今、前よりも強くなっている。マドリードに来てから浮き沈みはあったけど、それでも今僕はここに残っている。モウリーニョはすばらしい監督だし、僕のことをすごく助けてくれている。プレッシャーは、リヨンにいる時から僕の中の一部になっているし、ここでのプレッシャーはもっと強いけど、それは僕が世界最高のクラブチームにいるからだ」と話し、モウリーニョ監督のおかげで精神的圧力から解放されてきたことを明かした。
また、「基本的に僕はかなりシャイなんだ。僕のことをよく知っている人々は、僕が実は楽しいことが大好きな性格だとわかっているけど、知らない人に対しては自分を閉じ込めてしまうことがある」と自分の性格についても分析。そういった自分の殻に閉じこもりがちな性格が、適応にも苦労した要因のひとつだとしている。また、チャンピオンズリーグの試合に向けては、「周囲のプレッシャーはより強いけど、特別な準備はしない。ここで弟や代理人と一緒にいて、笑いあうのさ」とコメントしている。