2012.09.21

バルセロナ、危機的状況のDFラインで、無欲の勝ち点を狙うグラナダを迎え撃つ

 バルセロナはこの1週間、苦戦も予想されたヘタフェとのアウェーでの一戦に4‐1で快勝し、開幕4連勝としてリーガ・エスパニョーラの単独首位を守ると、逆にチャンピオンズリーグでは予想外の苦戦を強いられたながらも、スパルタク・モスクワとのホームでの一戦を3‐2と逆転で制し、CLでも白星スタートを切った。しかし、ヘタフェ戦ではスペイン代表DFカルレス・プジョル、スパルタク・モスクワ戦では同代表DFジェラール・ピケと、センターバックのレギュラークラス3選手のうち2人が相次ぎ負傷離脱し、DFラインは一気に危機的状況に陥った。

 それゆえ今回の試合では、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノのセンターバックのパートナーが、スパルタク・モスクワ戦でピケの代わりを務めたカメルーン代表MFアレクサンドル・ソングか、ジョゼップ・グアルディオラ前監督時代には同ポジションで何度かプレーしているスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツか、今シーズンはまだ出場機会の無い若手のU‐21スペイン代表DFマルク・バルトラのうち誰になるか、最大の注目点の1つとなる。一方、故障中のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが引き続き欠場する中盤は現状維持となるが、チリ代表FWアレクシス・サンチェスが負傷から回復した前線は戦力が上がった。守備面でのマイナス要因は、攻撃面でのプラス要因でカバーしたい。

 とりわけ、チャンスメイクからフィニッシュまでを一手に背負うことが多いアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、スパルタク・モスクワ戦ではU‐23スペイン代表FWクリスティアン・テージョとA・サンチェスによる絶好のアシストからゴールを決めたことは、エースへの高過ぎる依存度が懸念され続けているチームにとって大きな意味を持つ。この試合では白星はもちろんのこと、勝ち方にも注文が付けられるだけに、メッシ以外の選手の貢献に期待したい。

 対するグラナダは、昇格組のデポルティボをホームに迎えた前節でも1‐1のドローに終わるなど、ここまで2分2敗といまだに白星がない。不振の原因となっているのは4試合でわずか2得点という攻撃面にあり、試合の主導権を握れないうえに、苦労して得た決定機も生かせないという状況が続いている。ナイジェリア人FWオディオン・イガロやアルジェリア代表MFハッサン・イェブダなど、レギュラークラスの多くの選手が長期離脱中のチームだが、開幕からはほぼ同じメンバーで戦っているため、この試合に限った戦力ダウンはない。また、チーム内でゴールを記録している2選手のうちの1人であるイタリア人FWフローロ・フローレスも、心配された足首の状態は問題なく、出場が見込まれている。

 これといったプラス要因がないグラナダだが、リーガ・エスパニョーラの多くのチーム同様、バルセロナとの戦い方が明確なのは好材料だ。カメルーン代表DFアラン・ニョムの「バルセロナは別次元のチームだ。同じリーグのライバルではない。僕たちはあくまでも目一杯のプレーをするまでだ。失点してしまうと巻き返しは難しいので、スペースを消すこと、ミスを減らすことが求められる」とのコメントにも集約されるよう、無欲で試合に臨み、金星にも相当する勝ち点1の獲得が現実的なターゲットになるだろう。

■予想スタメン

・バルセロナ[4‐3‐3]
GK:1.ビクトル・バルデス
DF:2.ダニエウ・アウヴェス、25.ソング(15.バルトラ)、14.マスチェラーノ、21.アドリアーノ(18.ジョルディ・アルバ)
MF:16.セルヒオ・ブスケツ、6.シャビ、4.セスク(11.チアゴ・アルカンタラ)
FW:17.ペドロ、10.メッシ、9.アレクシス・サンチェス(37.テージョ)

・グラナダ[4‐2‐3‐1]
GK:1.トーニョ
DF:2.ニョム、8.イニゴ・ロペス、20.ボルハ・ゴメス、6.シケイラ
MF:24.イリネイ、14.ミケル・リコ、22.トルジェ、9.エル・アラビ、19.オレジャナ
FW:7.フローロ・フローレス

 

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