2012.09.02

早くも首位に立ったバルセロナ、バレンシアの堅守速攻を破れるか

 バルセロナは敵地での2連戦となったこの1週間、オサスナとの前節では2-1で逆転勝利を収めたものの、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・ スーパーカップ)のレアル・マドリードとのセカンドレグでは1-2で敗れ、ファーストレグとの合計スコア4-4で並んだものの、アウェーゴールの差により 大会4連覇を逃した。

 昨シーズン鬼門となったアウェーでの戦いに疑問符が残されたチームは、得意のホームに戻ってバレンシアを迎え撃つが、レアル・マドリード戦で65分間に 渡り10人での戦いを強いられたことによる疲労が懸念される。とりわけ、オサスナ戦で右の頬骨を骨折したプジョル、レアル・マドリード戦で左足太ももの違 和感により急遽スタメンを外れたダニエウ・アウヴェスの出場が微妙な状態にあるDFラインは、万全の状態にない。

 一方、新戦力のソングがレアル・マドリード戦で途中出場ながら好デビューを飾り、チアゴ・アルカンタラに出場許可が下りた中盤は、好材料が揃った。開幕 から4試合連続ゴールと絶好のスタートを切った大黒柱のメッシも、バレンシアとのホームゲームでは最近6試合で8ゴールと抜群の相性の良さを誇っている。

 レアル・マドリードに5ポイントの差を付けて早くも首位に立ったバルセロナだが、ここまでの公式戦でクリーンシートが一度もないのは気になるところだ。 相手ストライカーへのマークが甘いのはもちろんだが、肝心な場面でボールホルダーへのプレッシャーが掛かっていないだけに、チーム全体としての守備面の修 正が求められる。

 一方、ここまで2戦連続でドローを演じているバレンシアだが、王者レアル・マドリード相手に1-1とアウェーで勝ち点1をもぎ取った開幕戦と、昇格組デポルティーボを相手に3-3とホームで勝ち点3を奪えなかった第2戦では、意味合いが大きく異なる。

 レアル・マドリード戦では、守備陣が踏ん張りを見せる一方、攻撃陣はアイデア不足を露呈し、デポルティーボ戦では、攻撃陣は改善の兆しを見せたものの、逆に守備陣が崩壊。2試合続けてちぐはぐな戦いを披露してしまった。

 今回のバルセロナ戦に向けては、左サイドが大きな鍵の1つとなりそうだ。ウナイ・エメリ前監督時代、ジョルディ・アルバとマテューを前後に並べた布陣で バルセロナを苦しめてきたバレンシアだが、前者はその相手へと移籍し、後者は右足首の問題により出場は厳しいと見られている。マウリシオ・ペジェグリーノ 新監督の選手起用に注目が集まるが、新戦力のシッソコがデビューを飾る可能性が高そうだ。

 また、中盤では左足太ももの故障により欠場が確実視されているガゴの代わりにはアルベルダが、DFラインではデポルティーボ戦で退場処分を受けたリカル ド・コスタの代わりにはラミが、それぞれ入ると予想されている。開幕からの2試合では好対照な姿を見せたチームだが、指針となるのは堅守速攻に徹したレア ル・マドリード戦になることは間違いないだろう。

【予想スタメン】
・バルセロナ[4-3-3]
GK:1.ビクトル・バルデス
DF:2.ダニエウ・アウヴェス(19.モントーヤ)、3.ピケ(5.プジョル)、14.マスチェラーノ、18.ジョルディ・アルバ
MF:16.セルヒオ・ブスケツ(25.ソング)、6.シャビ(4.セスク)、8.イニエスタ
FW:9.アレクシス・サンチェス、10.メッシ、37.テージョ(17.ペドロ)、

・バレンシア [4-2-3-1]
GK:1.ジエゴ・アウヴェス
DF:12.ジョアン・ペレイラ、4.ラミ、18.ビクトル・ルイス、3.シッソコ
MF:6.アルベルダ(21.パレホ)、24.ティノ・コスタ、8.フェグリ、7.ジョナス、17.グアルダード
FW:9.ソルダード

[写真]=ムツ カワモリ

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