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「ワールドクラス」「主役」「拘束衣から解かれた」…アーセナルFWジェズスに称賛の嵐

アーセナルの“新エース”と称されるジェズス [写真]=Getty Images

 アーセナルのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスに対する称賛の声が鳴りやまない。

 今オフにマンチェスター・Cから4500万ポンド(約75億円)の移籍金で加入したアーセナルの新戦力は、13日に行われたプレミアリーグ第2節のレスター戦で目覚ましい活躍を見せた。新天地でのホームデビュー戦となったジェズスは、前半23分に華麗なループシュートを決めると、35分にはコーナーキックを頭で合わせて追加点。その後も切れ味鋭い動きを見せ、チームの全4ゴールに絡む「2ゴール2アシスト」の活躍でアーセナルを4-2の勝利に導いた。

 アーセナルの選手としてプレミアリーグで1試合のうちに「2ゴール・2アシスト」は元イングランド代表FWセオ・ウォルコット(現:サウサンプトン)以来、史上2人目。プレミアリーグでのホームデビュー戦で2得点となると、クラブ史上初の快挙だという。それでも、さらなる得点のチャンスを逃したことで「ちょっと残念」と試合後に反省の色さえ示したストライカーに、解説者やメディアから称賛の嵐が巻き起こっている。

 選手のパフォーマンスを数値化するデータサイト『WhoScored』によると、第2節を終えた時点でジェズスは「8.07」(10点満点中)の評価。マンチェスター・Cのベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネと並び、今季プレミアリーグで最も高い点数を叩き出している。さらに、好きな選手を選んで理想のチームを作るプレミアリーグ公式ゲーム『ファンタジー・プレミアリーグ』でも、活躍に応じて選手に与えられるポイントを見ると、ジェズスはリーズのスペイン人FWロドリゴ(今季既に3得点)に次いでリーグ2位の数字を残している。

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督も、レスター戦後の記者会見でジェズスを絶賛した。「彼は2得点2アシストしながら、試合後の控え室で『4点は獲れたはず』と肩を落としていた。それが彼の基準なのさ。私なら彼と対戦したくないね」と称えた上で「彼の日頃の練習態度や接し方は、チームの基準を引き上げたと思う」と周りの選手に与える影響についても触れた。

ジェズス、アルテタ

アルテタ監督とジェズス [写真]=Getty Images

 レスターを率いるブレンダン・ロジャーズ監督も、試合後の会見でジェズスを「ワールドクラス」と認めた。「今日は誰の目にも明らかだった。ガブリエウ・ジェズスのようなワールドクラスの選手を連れてくれば、その選手が活躍するだけでなく、チーム全体にも好影響を与えるんだ。自信とかね。それに自己管理、練習態度、ベストを目指す姿勢など、そういうメンタリティがチームメイトにも伝染するのさ」

 ジェズスと同じように今夏マンチェスター・Cからアーセナルに加入したウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコも「彼については全く心配していなかった。彼はワールドクラスだからね。毎日の練習での態度など、彼は周囲の模範なんだ」と、レスター戦後に記者に語ったという。

ジンチェンコ、ジェズス

ジンチェンコとジェズスは共に今夏マンCから加入 [写真]=Getty Images

 アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカも、クラブ公式HPで同僚を手放しで褒め称えた。「最初のゴールだけでなく、プレー全体が信じられないほど素晴らしかった。2得点2アシストに加え、チームのために信じられないほど働く。日頃から僕ら選手の力になってくれるし、ゴールまで決めてくれるのさ」

 イギリスメディア『BBC』のハイライト番組では、マンチェスター・Cで活躍した元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏が「鮮烈だった」とジェズスのホームデビュー戦に賛辞を送った。「鮮烈だったね。全てのプレーが素晴らしかった。彼はアーセナルに来てから別人のようだ。マンチェスター・C時代よりも自信に満ち溢れている。彼は全てを兼ね備えているよ。彼はマンチェスター・C時代に献身的に働いていたが、今はアーセナルで“主役”になっている。彼のことを思うと私も嬉しいよ」

 かつてマンチェスター・Uで活躍した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も、自身の『YouTube』チャンネルで「今のジェズスは驚異的だよ」と絶賛した。「アーセナルは一段レベルが上がったね。補強がうまくいった。ジェズスは、一流の中の一流と呼べる補強だ」と現役時代のライバルチームを称えた上で「ジェズスは私の(ファンタジーゲームの)チームにいるのでポイントを稼いでくれたよ!」と自分にも利益があったことを明かした。

 『BBC』のウェブサイトでは、元トッテナムのガース・クルックス氏が今週のベストイレブンにジェズスを選出した。「まるで拘束衣から解かれたばかりのようにプレーする。彼は以前から本物のフィニッシャーだったが、マンチェスター・C時代よりも優秀な選手に見える」と、躍動するジェズスを称えつつも「ハットトリックを達成できなかったことを悔やむはず」と3点目を逃したことを指摘した。

 一方で、ロンドンのスポーツメディア『フットボール・ロンドン』の記者は「ジェズスがアーセナルのストライカー問題に答えを出した」と説明する。「ジェズスはアーセナルが必要とする世界的ストライカーなのか?その疑問が付きまとっていた。しかし、もちろん時期尚早だが、加入してからの彼は驚き以外の何物でもない」と絶賛。さらに「アーセナルには典型的なNo.9は必要ない。ドゥシャン・ヴラホヴィッチだって?彼はユヴェントスにあげるよ」と、今年1月にフィオレンティーナからユヴェントスに移籍した際にアーセナルも獲得に乗り出していたとされるセルビア代表ストライカーについても触れた。

 果たしてFWガブリエウ・ジェズスは、このまま活躍し続けてアーセナルを7シーズンぶりとなるトップ4に導くことができるのか?今季のアーセナルの“主役”に注目したい。

(記事/Footmedia)

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