チェルシーを率いるトゥヘル監督 [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、ワトフォード戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。
プレミアリーグ第14節が12月1日に行われ、チェルシーはアウェイでワトフォードと対戦。13分にスタンドにいた観客の治療のため、選手たちが一旦ドレッシングルームへと引き上げ、約30分間中断するアクシデントがあった試合は、29分にメイソン・マウントが先制点を挙げると、43分に追いつかれたものの、72分にマウントの折り返しをハキム・ツィエクが決め、2-1で勝利。苦しみながらもリーグ首位をキープした。
トゥヘル監督は試合後、「私たちはとてもずさんだった。非常に珍しいパフォーマンスで、準備ができていなかった。それに私は関与していて、チームの準備を整える必要があった」と反省を口にした。
「中断の間とハーフタイムに話し合う機会があった。ビルドアップに苦しんでいたのは明らかだったから、簡単にメッセージを伝え、精神的に変えようとした。挑戦はした。分析的なところだけで、選手たちに対してはあまり批判的ではなかったと思う。自分たち自身を批判していた。この試合に勝てたのは幸運だったと言えるだろう。土曜日にまた試合があるのでこの試合のことにはもうあまり焦点は当てない」
また、チェルシーでは中盤に負傷者が続出している影響もあり、今夏に加入したスペイン代表MFサウール・ニゲスはデビュー戦のプレミアリーグ第4節アストン・ヴィラ戦以来となるリーグ戦での先発出場を果たした。しかし、好パフォーマンスを披露することはできず、アストン・ヴィラ戦と同様にハーフタイムで交代となった。
サウールを交代させた理由についてトゥヘル監督は「彼はイエローカードをもらっていた。私たちには2つの選択肢があった。もう一つはマルコス(・アロンソ)を下げて、サウールをウィングバックにすることだった。これは試合前から考えていたことであり、マルコスに何かあればそうするつもりだった。でも、新しいポジションを試すのに正しい試合ではなかった」と説明し、次のように続けた。
「少し形を変えて、組織力の高いチアゴ(・シウヴァ)を投入するために代えたのが彼(サウール)だった。そして、フィジカルの強いトレヴォ(・チャロバー)を6番のポジションにした。残念ながら、トレヴォはケガをしてしまい、最後はルベン(・ロフタス・チーク)が6番となった。戦術的な交代だった」
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