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注目浴びるドイツ代表の“新星”だけでなく…マンC退団後に大成した選手たち

2021.11.10

マンC退団後に大成した選手たち [写真]=Getty Images

 5日、ヴォルフスブルクに所属するFWルーカス・ヌメチャがドイツ代表に初招集された。ドイツ生まれながらイングランドで育った22歳のヌメチャは、弟のフェリックス・ヌメチャとともにマンチェスター・Cの下部組織で腕を磨き、イングランドの年代別代表にも選出されてきた。

 しかし、マンチェスター・Cではなかなかチャンスがまわってこず、リーグ戦では3年前に2回途中出場したのみ。出番を求めて期限付き移籍を繰り返した後、今シーズンから弟と一緒に生まれ故郷のドイツへと戻り、ヴォルフスブルクに所属している。そして、今シーズンここまでブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)で計14試合に出場して6ゴールと結果を残し、11月の代表戦でドイツ代表に初招集されたのだ。

 マンチェスター・Cは売却する際に「買い戻し契約」を設定したようで、いつか再び水色のユニフォームを着てプレーする日が来るかもしれないが、ヌメチャのようにマンチェスター・Cを退団してから才能が花開いた選手は少なくない。例えば、今夏マンチェスター・Uに加入したイングランド代表FWジェイドン・サンチョも、マンチェスター・Cを飛び出してドルトムントでスターへの階段を駆け上がった選手だ。そういった選手は他にもいるので、ここで紹介しよう。

キーラン・トリッピアー(下部組織から2012年までマンチェスター・Cに所属)

キーラン・トリッピアー

[写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーは、9歳からマンチェスター・Cの下部組織に所属。トップチームまで登り詰めるも、チャンスを貰えずにマンチェスター・Cを出ることになった。2011年、当時イングランド2部のバーンリーに期限付き移籍して即座に定位置を勝ち取ると、そのまま完全移籍。バーンリーとともにプレミアリーグへと昇格し、2015年にトッテナムに引き抜かれた。

 トッテナムでは、2018-19シーズンのCL準々決勝で古巣のマンチェスター・Cと対戦。合計スコア3-4で迎えた2ndレグの73分、チームを準決勝に導いた元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテのゴールをCKからアシストしたのはトリッピアーだった。

カスパー・シュマイケル(下部組織から2009年までマンチェスター・Cに所属)

カスパー・シュマイケル

[写真]=Getty Images

 今ではレスターとデンマーク代表で絶対的な守護神として君臨するGKカスパー・シュマイケルだが、マンチェスター・C時代の彼を知る者は、これほどの選手になるとは考えていなかったかもしれない。マンチェスター・Uで活躍した偉大な父、ピーター・シュマイケルが2002年にマンチェスター・Cへと加入するタイミングで同クラブの下部組織に入団したカスパーは、トップチームで定位置を確保できず。出場機会を求めて2009年にイングランド4部のノッツ・カウンティへ移籍。「やはり親の七光りだった」と誰もが思っただろう。

 しかし、そこからリーズを経てレスターに加入すると、同クラブで11シーズンもゴールマウスを守り続け、今ではプレミアリーグを代表するGKに。2016年には日本代表FW岡崎慎司やイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディーらとともに“奇跡のリーグ制覇”を達成。イアン・ライト&ショーン・ライト=フィリップス親子に次いで、史上2組目の「プレミアリーグ優勝親子」の誕生となった。

アドリアン・ラビオ(2008年にマンチェスター・Cの下部組織に所属)

アドリアン・ラビオ

[写真]=Getty Images

 世界中の若いタレントに目を光らせているマンチェスター・Cは、若かりし頃のMFアドリアン・ラビオにも声をかけていた。2008年、フランスのクレールフォンテーヌ国立研究所でプレーしていた13歳のラビオに目をつけたマンチェスター・Cは、同選手の母親に接触して下部組織に招いた。当時は、16歳以下の選手も欧州連合内なら移籍が認められていた。

 ラビオは、マンチェスター・Cのアカデミーで最初こそ順調だったようだが、半年ほど経った時に「約束が違った」として母国フランスへ帰国。その後はパリ・サンジェルマン(PSG)でプロキャリアをスタートさせ、フランス代表にまで登り詰め、現在はユヴェントスでプレーしている。

ドウグラス・ルイス(2017年から2019年までマンチェスター・Cに所属)

ドウグラス・ルイス

[写真]=Getty Images

 東京オリンピックで金メダルを獲得したブラジルのMFも、マンチェスター・Cに所属した経験を持つ。18歳にしてヴァスコ・ダ・ガマでプロデビューを果たしたドウグラス・ルイスは、2017年にマンチェスター・Cへと引き抜かれた。しかし、イギリスでの労働ビザが下りずに2シーズン連続でスペインのジローナへ期限付き移籍することに。彼をブラジル代表MFフェルナンジーニョの後釜に据えようとしていたジョゼップ・グアルディオラ監督は「彼の実力を知らない人が労働ビザの可否を決めるなんて……。彼はチームの力になれる選手なので本当に残念だ」と、2018年夏に落胆を口にした。

 結局、マンチェスター・Cは翌シーズンにアトレティコ・マドリードからスペイン代表MFロドリを獲得したため、期限付き移籍から戻ってきたブラジルの若きMFをアストン・ヴィラに売却。するとD・ルイスは、すぐにアストン・ヴィラでレギュラーに定着し、数カ月後にはブラジル代表デビューを果たした。

■他にも…

デニス・スアレス、ジェローム・ボアテング

[写真]=Getty Images

 キャリアの途中でマンチェスター・Cに所属したという意味では、セルタに所属するスペイン人MFデニス・スアレスも同じだろう。D・スアレスは、セルタのBチームでデビューした後、マンチェスター・Cに引き抜かれて2年ほど在籍するも、リーグ戦では出番なし。その後、スペインに戻ってバルセロナなどでプレーし、2018-19シーズンの後半には期限付き移籍でアーセナルに加入して念願のプレミアリーグデビューを果たした。

 また、今シーズンからリヨンに所属する元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングも、1年だけマンチェスター・Cに在籍した経験を持つ。2010年、既にドイツ代表に定着していたボアテングは、夏にハンブルガーSVからマンチェスター・Cに加入。FIFAワールドカップ南アフリカ2010でベスト4に入った実績を引っさげて加入したものの、ケガの影響などもあって完全にレギュラーをつかむには至らず、わずか1年でバイエルンへ移籍した。

 その他にも、元イングランド代表FWダニエル・スタリッジやバーンリーに所属するイングランド人DFベン・ミーなど、マンチェスター・C退団後に大成した選手は他にもたくさんいるのだ。

(記事/Footmedia)

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