2019.10.20

クロップの“鬼門”、元同僚対決、2つの連勝記録…マンU対リヴァプール! 知っておきたい7つのこと

[写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 2週間の中断期間を経て再開するプレミアリーグ。20日に行われる第9節では、マンチェスター・Uが本拠地『オールド・トラフォード』に最大のライバルであるリヴァプールを迎える。イングランドのトップリーグ優勝回数ランキングにおいて上位2位を占める名門同士の対決を前に、知っておきたい7つのトピックを紹介しよう。


クロップにとっての“鬼門”オールド・トラフォード

両チームがトップリーグで対戦するのは169回目のこと。過去の対戦成績は66勝48分け54敗と、マンチェスター・Uが勝ち越している。オールド・トラフォードで行われたプレミアリーグで、マンチェスター・Uは最近5試合に無敗(3勝2分け)。リヴァプールが敵地で最後に勝利を収めたのは、ユルゲン・クロップ監督就任前の2014年3月まで遡らなければならない。実はクロップ監督にとって、オールド・トラフォードは鬼門のスタジアムなのだ。ヨーロッパ・リーグでの対戦も含めて、過去4戦で3分け1敗と勝ち星なし。“5度目の正直”となるのだろうか。

元同僚対決が実現

ロバートソンとマグワイアはハル時代のチームメイト [写真]=Getty Images


クロップ監督が2015年10月にリヴァプールの指揮官に就任して以降、プレミアリーグの試合で勝利を収めたことがないスタジアムはオールド・トラッフォードの他に1つだけ存在する。ハル・シティ(現イングランド2部)の本拠地である『KCOMスタジアム』だ。2017年2月に同スタジアムで行われた一戦は完封負け。リヴァプールから金星を奪ったハル・シティには、ハリー・マグワイアとアンドリュー・ロバートソンが在籍していた。今夏、DF史上最高額の8000万ポンド(約103億円)でマンチェスター・Uに加入したマグワイアと、リヴァプール不動の左サイドバックに成長したロバートソンは今から5年前に揃ってハル・シティに加入。2017年に同時退団するまで同僚としてクラブを支えた。その後レスターを経由してマンチェスター・Uに辿りついたマグワイアと、リヴァプールで3年目のシーズンを迎えるロバートソン。“元ハル対決”となる今回の一戦は、2人にとって特別なものになるはずだ。

2つの連勝記録にリーチ

リヴァプールにとっては、2つの大記録がかかったゲームとなる。前節のレスター戦で劇的勝利を収め、リーグ開幕8連勝を達成。この試合に勝てば、2005-06シーズンのチェルシーが成し遂げたプレミアリーグ記録の開幕9連勝に並ぶ。また彼らは昨シーズンからの連勝記録も「17」に伸ばし、イングランドのトップリーグ記録まで“あと1勝”と迫っている。2017年8月から12月にかけて18連勝を記録したマンチェスター・Cと肩を並べることができるのか、要注目だ。

絶不調のマンU

マンチェスター・U

ウェストハムに敗れて落胆するマンチェスター・Uの選手たち [写真]=Getty Images


無敵のリヴァプールとは対照的に、マンチェスター・Uはまさに“絶不調”。開幕8試合で勝ち点9は、プレミアリーグでのクラブワースト記録になる。オーレ・グンナー・スールシャール監督は昨年12月の途中就任以降、プレミアリーグで29試合を指揮。最初の12試合は10勝2分けだったが、その後の17試合はわずか4勝(5分け8敗)と成績が急降下している。最大のライバルである首位チームに勝てば状況は好転するかもしれないが、逆の結果ならば批判はさらに強まるだろう。ちなみに、ジョゼ・モウリーニョ前監督が解任されたのは、昨年12月のリヴァプール戦(1-3)の2日後だった――。

最強3トップはマンUが苦手!?

チームの調子に関わらず、リヴァプールがマンチェスター・Uから勝ち点3を取れていない理由は、前線3人の苦手意識にあるかもしれない。サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーから成るリヴァプール自慢の3トップは、2017-18以降のプレミアリーグで125ゴールを決めているが、マンチェスター・U戦ではマネが1ゴールを決めただけ。ここ2シーズン連続で得点王に輝いているサラーに至っては、過去4度の対戦でゴールどころかアシストすら記録していない。マンチェスター・U以外のチームに対しては、プレミアリーグ“2対戦以内”に必ず得点に絡んでいるだけに意外なデータだろう。サラーもクロップ監督同様、“5度目の正直”となるだろうか。

大一番を裁くのは“あの審判”

試合を裁くアトキンソン氏 [写真]=Getty Images


今回の試合で主審を務めるのは、48歳のマーティン・アトキンソン氏。モウリーニョ前監督解任の引き金となった、昨年12月の一戦を裁いたレフェリーだ。マンチェスター・Uとリヴァプールの対戦で主審を務めるのは、ここ5年間で4度目のこと。2015年3月の一戦で、後半開始から出場したスティーヴン・ジェラード氏を“38秒”で退場させたのもアトキンソン氏だった。その試合でリヴァプールは1-2の敗戦を喫したが、以後、同氏が主審を務めたプレミアリーグは17戦無敗(11勝6分け)と好相性を誇る。対するマンチェスター・Uは、4年前の試合以降、同主審担当のプレミアリーグで6勝5分け3敗の成績を収めている。

予想オッズは?

イギリス大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は日本時間18日正午現在、マンチェスター・Uの勝利に「5.25」倍、リヴァプールの勝利に「1.63倍」、ドローに「4.0倍」というオッズを付けている。直近の対戦成績では分の良いマンチェスター・Uだが、不振から抜け出せず、さらにポール・ポグバとダビド・デ・ヘアの欠場が濃厚とされていることから苦戦が予想されている。とはいえ、最大のライバルにホームで負けるわけにはいかないだろう。これまでも数々の名勝負を繰り広げてきた両チーム。意地と意地がぶつかり合う白熱した戦いを期待したい。

(記事/Footmedia)

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