2019.10.18

【インタビュー】りょう(東海オンエア) YouTuber界きってのサッカー好きが語る魅力「一人ひとり違うドラマを見られる」

東海オンエアの動画企画でファラオ姿で生活している最中に取材を実施 [写真]=金田慎平
サッカーキング編集部

 現在、YouTubeチャンネル登録者数475万人をほこる、愛知県岡崎市を拠点に活動する人気6人組・東海オンエア。その中の一人、りょうさんはチェルシーの大ファンで、個人のSNSでも度々情報や想いを発信している。

 2018年にチェルシーのレジェンドであるディディエ・ドログバと対面を果たし、2019年はチャンピオンズリーグ決勝を生観戦し、その様子をそれぞれ動画で公開。サッカーに詳しくない、触れたことがないという東海オンエアのファンにも、りょうさんのサッカー好きは浸透している。

 そんなりょうさんに、サッカーの魅力を話してもらうとともに、愛するクラブについてや、そのチェルシーが参戦しているチャンピオンズリーグの魅力について、語ってもらった。

取材・文=小松春生
写真=金田慎平、Getty Images

■激しさや熱量を感じてハマった

左からドログバ、テリー、ランパード

―――今日は、動画の企画で実施している格好、そのままで取材に来ていただきました(笑)。

りょう 企画の罰ゲームで、こういう格好で活動しています。ややこしくさせてしまいますが、よろしくお願いします(笑)。

―――りょうさんはチェルシーが好きとSNSで度々発信していますが、まずご自身のサッカー経験から教えてください。

りょう 小学校の頃はサッカー部だったんですけど、真剣にやる部活ではなかったんです。当時は見る方も、ドイツ・ワールドカップをテレビで見たくらいでした。中学校はサッカー部がなかったので、プレーすることはそこで終わってしまったんですけど、サッカー好きの友達が多くて、一緒に海外サッカーを見るようになりました。

 それが2007-08シーズンで、ちょうどチェルシーがジョゼ・モウリーニョ監督を解任して、アヴラム・グラント監督が後任になって、後半戦にかけてすごく勢いが良くなり、フランク・ランパードやディディエ・ドログバたちがすごく活躍していたタイミングだったんです。特にチャンピオンズリーグ準決勝のリヴァプール戦で、母親を亡くしたばかりのランパードが決勝点を取って。その、ランパードの活躍を見て、「チェルシーすげぇ!」となり、決勝でも当然応援をして、そこからチェルシーを追いかけています。強さもそうでしたし、ドラマ性を感じたことがすごく大きかったですね。

―――海外サッカーは生で見られる機会が少ないですけど、そこでハマったと。

りょう 激しさや熱量をすごく感じたんだと思います。特に当時は堅守速攻で強いチームが多くて激しかったですからね。それが面白く感じたんだと思います。

―――そこからずっとチェルシー一筋。

りょう チェルシーだけですね。

母に捧げるゴールを決めた直後、喪章にキスをするランパード

―――追いかけ始めて10年以上になりますね。

りょう 学生時代はいろいろなチームを見ていましたけど、今はチェルシーの試合しか見ていないくらいで(笑)。

―――チームスタイルや選手は時の流れとともに変わっていく中、りょうさんを惹きつけ続けている魅力は何でしょう?

りょう 見ていくうちに、愛着が湧くんです。選手が入れ替わっても、急に全員知らない選手になることはないですし、見続ければ、新加入の選手も好きになります。みんな好きです(笑)。

―――その中でもやはりランパードが一番?

りょう ジョン・テリー、ランパード、ドログバは特別です。もちろん他の活躍してくれた選手たちも大好きですけど、その3人は特に、ですね。

―――時代は進み、その3人とも引退をしました。

りょう でも、その3人に代わるように引っ張ってくれたエデン・アザールも大好きですし、今のチームだって、フィカヨ・トモリ、メイソン・マウント、タミー・エイブラハムの下部組織出身3人がシーズン序盤から活躍してくれているので、めちゃめちゃ楽しいです。このまま、一生楽しめる気がしますね。

―――先ほど、ドログバは特別な選手とおっしゃいましたが、りょうさんは2018年、ご本人にお会いしていますね。

りょう めちゃめちゃ緊張しました。緊張と興奮がすごかったですし、「ドログバだぁ!」って(笑)。圧倒されました。すごく紳士な方で、本当に毎試合、ずっと見てきた人だったので思い出深いです。

―――テリーへの想いはいかがでしょう?

りょう チェルシーを見ていたら全員好きになる選手ですよね。チームを引っ張るリーダーでしたから。自然と好きになっちゃいます。

―――こういうタイプの選手が好き、という傾向はありますか?

りょう やっぱり熱い選手が好きですね。今のチームだと、ジョルジーニョが闘志むき出しでプレーしていて、最近すごく好きです。

―――Twitterでも今シーズンの一推し選手として、紹介してましたね。

りょう はい。昨シーズンよりかなり自由にやらせてもらっているのか、よりリスクのあるパスを出すようになって、目立つようになった気がします。

―――ランパードの監督としての手腕もあると思います。

りょう チームの公式映像とかを見ていても、雰囲気が良く感じますし、信頼関係が生まれていて、いいチームになっていくと期待しています。ランパード監督は次のジョゼップ・グアルディオラ監督のような存在になれるとすら思います。

―――ランパード監督はモウリーニョ監督的と言いますか、堅守速攻を志向しているようですね。

りょう そうですね。結構激しく行っています。ただ、守備が少し気になります。点を取られ過ぎなので、そこは改善してほしいですね。選手もですけど、戦うチームが好きで、チェルシーは昔からそうですし、自然とそういうスタイルのチェルシーが好きになっています。

■世界中の人が集まって、盛り上がれるのはサッカーならでは

りょうさんの眼前でCLを制したのはリヴァプール

―――りょうさんは昨シーズンのCL決勝を観戦しに、スペインまで行きました。僕も同行していましたが、いろいろなレジェンドの方たちに話を聞くとき、「○○シーズンのCLでのあのプレーについて」とか、質問が思い出とともに、ポンポン浮かんでこられていて、驚きました。

りょう CLというという大会としてずっと楽しませていただいているので、思い出もいろいろありますね。海外サッカーを見始め時が一番たくさん見ていました。

―――CLの魅力とは何でしょう?

りょう まずは規模ですね。サッカーに限らず、「スポーツ選手ってすごい!」と思うんですけど、サッカーという競技は世界中でプレーされていて、その中のトップクラスのチーム・選手が集まったCLという大会で、その時一番強いチームを決める。“地球最強”を決めている感があって、すごく熱くなりますね。ピッチに立っている22人の選手全員が、すごい選手たちですし、熱くならないわけがないですよね。

―――その熱い大会の決勝を現地で観戦されました。

りょう とにかく、めちゃめちゃ楽しかったです(笑)。海外サッカーもリーグ戦は見に行ったことがあったんですけど、カップ戦の決勝ですし、しかもチャンピオンズリーグとなると街の雰囲気も違いました。そこら中がお祭り騒ぎで、みんなが試合を盛り上げて、楽しもうという雰囲気があって、それに飲まれて(笑)ずっとハイテンションで旅することができました。

―――試合だけでなく、そういった盛り上がりを感じられることもサッカーの魅力の一つでもありますね。

りょう そうですね。会場はマドリッドでしたけど、決勝がイングランド勢対決だったので、イングランド人がたくさんいて、それだけでなく世界中の人が集まって、盛り上がれるのはサッカーならではと言っていい文化だと思います。

―――思い出深い過去の大会やチーム、選手、プレーなどはありますか?

りょう チェルシーはもちろん、ずっと見ているんですが、チェルシー以外だと今も好きですけど、特に昔のモウリーニョ監督が好きで。インテルの監督時代はずっと見ていたので、2009-10に三冠を達成したシーズンのチームが印象深いです。選手もハビエル・サネッティが大好きで。

―――サネッティは今、インテルの幹部ですね。

りょう 勤勉な選手でしたよね。あのシーズンはサミュエル・エトーがズラタン・イブラヒモヴィッチと入れ替わりでバルセロナから加入してきて、そのバルセロナをCL準決勝で倒して。ヴェスレイ・スナイデルもレアル・マドリードからやってきて、決勝戦の相手はバイエルンでしたけど、そのチームには同じレアルOBで同郷のアリエン・ロッベンがいて…。ドラマが多かったですね。しかもその決勝は、バイエルンの本拠地での開催でしたけど、インテルが勝った。逆境を乗り越えるチームの強さを感じました。

―――そこでもやはり“ドラマ性”ですね。

りょう ドラマが好きなのかもしれないですね(笑)。昨シーズンのCLはチェルシーは出てもないんですけど(苦笑)、ドラマが多く、個人的に面白い大会だったと思います。チェルシーがCL決勝戦で戦うところを現地で見ることが、人生のどこかで経験したいことですね。

■今シーズンのCL予想は…

―――すでに開幕しましたが、今シーズンのCL展望をしていただきたいなと。願望でもOKです(笑)。

りょう 難しい!

―――チェルシーはグループHです。

りょう 初戦のバレンシア戦、負けましたし…、心配しています。このグループは課題というか、困難を克服しないといけないチームが多いですね。バレンシアはフロントと現場でもめてバタバタしていますし、アヤックスは戦力をまずまず維持できましたが、主軸の2人が抜けて。チェルシーはバレンシア、アヤックスと競う感じになりそうですね。正直、ホームでのバレンシア戦を落とすとは思わなかったので、そこが痛いです。でも、チェルシーとアヤックスが決勝トーナメントに進むのではないかなと。他だとグループFが面白そうですね。

―――インテルは気になりますか?

りょう 今シーズンのインテルは久しぶりに気になる存在です。アントニオ・コンテ監督が就任しましたけど、チェルシー時代はフロントともめて、選手たちとの空気も悪くなって辞めちゃいましたが、思い通りのチームを作れたらどれだけ強いか、気になります。今は選手とうまくやっているようですし、ロメル・ルカクともいい雰囲気ですよね。めちゃめちゃ化けるんじゃないかと思います。

―――そのインテルも初戦、引き分けでつまずきました。

りょう そうですね。しかも同組にバルセロナとドルトムント。たぶんバルセロナは勝ち抜けると思うので、ドルトムントとの直接対決がカギを握るんでしょうけど、個人的には勝ってほしいですね。もう少し上のステージでインテルがどんな戦いをするのか見たいです。

―――大方の予想だと、マンチェスター・Cとリヴァプールが優勝候補に挙げられています。

りょう 今シーズンの予想は難しいですね。レアル・マドリードもバルセロナも不安定そうですし、ユヴェントスは監督がマウリツィオ・サッリになってどうなるか、という感じなので、どこにもチャンスはありそうです。シティとリヴァプールは僕も優勝候補だと思います。ただ、シティはセンターバックのケガ人が続出しているので、心配ですね。

 チェルシーは先日リヴァプールとリーグ戦で対戦しましたけど、リスペクトし過ぎて、やられてしまうと思っていたら、意外と(笑)戦えていたので、期待しています!

―――チェルシーOBとなり、レアル・マドリードへ移籍したアザールは気になりますか?

りょう アザールは本当に大好きな選手の一人なので、気になります。チェルシーのエースとして、ずっと引っ張ってくれましたし、サポーターからも貢献に感謝されて、綺麗な形でお別れできました。ティボー・クルトワとかは「勝手にして」って感じですけど(笑)、アザールは活躍してほしいです。レアルでエースのアザールを見たいですね。

―――CL決勝でチェルシーと対戦となれば…。

りょう それ最高です!そんなことになったら、絶対に現地に観に行きます。そして、最後はチェルシーが優勝します(笑)。

―――最後に改めて、一人のサッカーファンとして、サッカーの魅力を教えてください。

りょう 一人ひとりが違う見方で、違うドラマを見られることですね。応援するチームや選手によってもそのドラマが変わります。戦術を見る方もいるでしょうし、選手のパーソナルな部分が好きになる方もいると思います。個人個人でいろいろな楽しみ方ができるのがサッカーの深いところであり、魅力だなって感じます。

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