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今週末に再び激突するチェルシーとリヴァプール…その“前哨戦”を分析

2018.09.27

チェルシーが逆転でリヴァプールを下した [写真]=Getty Images

 カラバオ・カップ3回戦が26日に行われ、リヴァプールチェルシーが対戦。プレミアリーグで未だ無敗同士の対決は、アウェイのチェルシーが2-1の勝利を収めた。リヴァプールは今季公式戦8試合目にして初黒星を喫している。

 両チームは、29日に行われるプレミアリーグ第7節で再び激突。次の舞台はチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジだ。週末の大一番を前に、イギリス紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』は“前哨戦”にあたる今回の一戦について分析記事を掲載している。

■ファビーニョとナビ・ケイタにとっては複雑な結果に

ファビーニョ、ナビ・ケイタ

(左)ファビーニョと(右)ナビ・ケイタ [写真]=Getty Images

ユルゲン・クロップ監督が今シーズンここまでピッチに送り出してきたメンバーは、獲得に要した移籍金の高さとは無関係であった。指揮官のこの決断は、今季初スタメンを果たしたファビーニョとナビ・ケイタのパフォーマンスをもって証明されている。今夏新たにリヴァプールに加わった2人は時折素晴らしいプレーを見せたものの、新たなシステムへの適応に戸惑いを隠せなかった。チームは開幕から好スタートを切ったとはいえ、常時出場機会を与えるほどの余裕はなさそうだ。パフォーマンスの向上を期待するサポーターにとっても、もうしばらくの我慢が求められるだろう。

■シャチリはフル出場に値した

ジェルダン・シャチリ

[写真]=Getty Images

リヴァプールは前半かなり劣勢に立たされたため、ハーフタイムでジェルダン・シャチリはベンチに下げられる可能性もあった。しかしクロップ監督は、22日に行われたサウサンプトンとのプレミアリーグ第6節のように早い時間帯でのメンバー変更を実施せず。この決断の恩恵を受けたのがスイス代表MFだった。相手最終ラインの裏へ抜け出したり、タッチライン沿いで的確なボールコントロールを披露したり、あらゆる局面でチェルシーの守備陣を引きずり出し、後半はチームNo.1のアタッカーだった。今後は間違いなく、プレミアリーグやチャンピオンズリーグでも出番を増やすはずだ。

■クロップ・システムの鍵はサイドバック

ナサニエル・クライン、アルベルト・モレノ、トレント・アレクサンダー・アーノルド、アンドリュー・ロバートソン

(左から)クライン、モレノ、アーノルド、ロバートソン [写真]=Getty Images

今回の一戦で左右のサイドバックに入ったナサニエル・クラインとアルベルト・モレノのパフォーマンスを見れば、トレント・アレクサンダー・アーノルドとアンドリュー・ロバートソンはきっと安心したはずだ。彼らはパスセンスもさることながら、ボール扱いやクレバーな走りでサイドからの攻撃に厚みをもたらすことが出来る、指揮官好みの選手である。しかし、クラインやモレノはオーバーラップで相手に脅威を与えることもなければ、チームメイトとの速いパス交換を行うこともなかった。いずれも頼りがいのあるバックアッパーだが、「ボールを前に進める」という点において、2人の同時出場には限界がある。

チェルシーはケーヒルを引き留めるべき

ガリー・ケイヒル

[写真]=Getty Images

ガリー・ケイヒルは先日、来年1月にクラブを退団する可能性を認めたが、チームにとってまだまだ重要な存在であることは直近のプレーからも明らかとなった。リーグ開幕5試合連続で出場機会が与えられなかった32歳のセンターバックは、公式戦2試合連続で出場。日曜日のウェストハム戦では負傷退場したアントニオ・リュディガーに代わって後半途中からピッチに立つと、今回のリヴァプール戦では今季初のスタメン出場。モハメド・サラーとロベルト・フィルミーノはベンチスタートだったとはいえ、サディオ・マネ、ダニエル・スタリッジ、シャチリといった強力なアタッカーたちを相手に戦わなければならなかった。果たしてピッチ上では、終始冷静な対応を見せ、熟練のパフォーマンスを披露。アウェイに駆けつけたサポーターたちも、ベテランDFの頑張りを称えるチャントを歌い上げた。ケーヒルが常時試合に出られる環境を求めるのは理解できるが、チェルシーにはこれだけ経験豊富な選手をシーズン途中に手放す余裕がない。

■アザールは精神的なアドバンテージをもたらした

エデン・アザール

[写真]=Getty Images

チェルシーは2012年以降、リヴァプールの本拠地アンフィールドで黒星を喫したことがない。そのジンクスは、エデン・アザールの魔法のようなゴールで継続されることとなった。29日にはプレミアリーグで再びリヴァプールと対戦するが、アザールの一撃は首位の座を狙うチームに精神的なアドバンテージをもたらすだろう。3日後の“本番”を見据えて、両チームは先週末のリーグ戦からスタメンを8名変更。ローテーションが奏功したのはチェルシーの方で、彼らはリヴァプール陣内でも自信を持ってパスを回していた。ただリヴァプールも得意のプレッシングがはまると優勢に立ち、前半の終盤は試合を支配していた。58分には、ホームチームがスタリッジのシュートで先制。そのまま逃げ切るかと思われたが、チェルシーは見事に試合をひっくり返した。相手の守備網を軽やかにかわしたアザールのドリブルは、今週末の試合でもリヴァプールのDFたちに脅威を与えることだろう。

(記事/Footmedia)

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