2018.05.15

ベイルの退団が囁かれるレアル、“ニュー・ベイル”の獲得を計画か

ライアン・セセニョン
“ニュー・ベイル”と呼ばれているセセニョン [写真]=Getty Images

 ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの退団が囁かれているレアル・マドリードが、“ニュー・ベイル”との異名を持つイングランド期待の若手の獲得を計画しているという。

 その選手とは、若干17歳ながら既にU−21イングランド代表でデビューを飾っているフルアムのDFライアン・セセニョンだ。卓越したスピードと精度の高い左足を武器に左サイドを制圧する姿が、若き日のベイルを彷彿とさせるセセニョンは、イングランドでは“ニュー・ベイル”とも例えられている。

 左サイドの全てのポジションをこなすセセニョンは、昨シーズンチャンピオンシップ(イングランド2部)で25試合に出場して5ゴール3アシストを挙げ、史上最年少でリーグのベストイレブンに選出された。フルアムがプレミアリーグへの昇格を逃して迎えた今シーズンは、本職のサイドバックよりもサイドハーフやウィングでプレーする機会が増え、全46試合にスタメン出場して15ゴール6アシストを記録。2シーズン連続のベストイレブンだけでなく、年間MVPにも輝いた。

 昨年夏はビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられながら、出場機会を優先してフルアムに残留したセセニョン。今夏は獲得競争が一段と激しくなることが確実視されており、マンチェスター・C、マンチェスター・U、リヴァプール、トッテナムといったクラブの名が取り沙汰されているが、これにレアル・マドリードも参戦する構えのようだ。

 レアル・マドリードの左サイドバックは、ブラジル代表DFマルセロが絶対的レギュラーに君臨する一方、今シーズン加入したU−21フランス代表DFテオ・エルナンデスが期待外れのパフォーマンスに終わっている。今月12日に30歳を迎えたマルセロの後継者をいち早く固めたいクラブとしては、T・エルナンデスを放出してセセニョンを獲得する意向だという。また、攻撃的なポジションの方が向いているとも言われるセセニョンは、ベイルの後釜に収まるポテンシャルも秘めている。

 一方、セセニョンの人気沸騰を利用したいフルアムは、移籍金を1億ポンド(約149億円)まで引き上げていると見られており、獲得を目指しているビッグクラブもそう簡単には手を出せない状況となっている。

 とはいえ、これまで幾度となく移籍市場でサプライズを起こして来たレアル・マドリードならば、セセニョンのディールをまとめ上げたとしても不思議ではない。移籍がまことしやかに噂されているベイルに注目が集まるレアル・マドリードだが、この夏は“ニュー・ベイル”の獲得を巡っても話題を集めることになりそうだ。

文=北村敦

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