ヴェンゲル監督に感謝の言葉を残したウォルコット [写真]=AMA/WBA FC via Getty Images
エヴァートンのイングランド代表FWセオ・ウォルコットが、12年間過ごした古巣アーセナルとアーセン・ヴェンゲル監督について語っている。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じた。
2006年の1月にサウサンプトンからアーセナルに移籍したウォルコットは、これまで同クラブで公式戦397試合に出場し、108ゴールを記録してきた。しかし、今シーズンのリーグ戦ではわずか63分間の出場にとどまってしまい、12年間過ごしたクラブに別れを告げるという決断を下している。
ウォルコットが移籍を選択した理由は、より多くの出場機会を求めたためであったようだ。同選手は新しいチームメイトと初めて練習を行った金曜日に、以下のように語っている。
「たとえどんな理由であろうと、今シーズンは出場機会が得られなかった。それが僕が移籍を決めた理由だよ」
ウォルコットは同時に16歳の頃から自身を指導してくれたヴェンゲル監督への感謝の念を述べ、常に同監督に対して敬意を持ち続けてきたと話している。
「僕は16歳だった頃からヴェンゲル監督を知っている。まだ若い選手だった僕を連れてきてくれて、僕のことを信じてくれた。どれだけ感謝してもしきれないよ」
「プレーできていない時はどんな選手でもいい気分はしないだろうけど、僕はいつだって監督に対して大きな敬意を払っている。今シーズン僕はほとんどプレーできず、チームの一部になれていなかった。だから、移籍には適切なタイミングだったんだ」
「今が僕個人のフットボールキャリアを決断するタイミングだと感じたんだ。あっという間の出来事だった。いつまでも過去に囚われていることに意味はないよね」
そして、ウォルコットは移籍がまとまってからの一連の動きが慌ただしいものになったことを述懐。2月3日に行われる古巣との試合にて、改めて別れの挨拶を交わしたいという意向を示した。
「エヴァートンに移籍することを知ったとき、僕は夜中にアーセナルの練習場に行って、僕の持ち物を箱や袋に入れる必要があった。いずれはかつての本拠地に戻ってきて、ちゃんとしたさよならを言いたいね。幸い、アーセナルとの次の試合はすぐ先にある。今から楽しみだよ」
間近に迫ったアーセナルとエヴァートンの試合は、ウォルコットにとってかつての本拠地でもあるエミレーツ・スタジアムで行われる。数多くの思い出が詰まったスタジアムでの一戦は、同選手にとって特別なものになりそうだ。
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By サッカーキング編集部
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