ヴェンゲル監督が語る21年間の指揮官生活「ロシアンルーレットのよう」

ヴェンゲル

21年間にも及ぶ監督生活を振り返ったヴェンゲル監督 [写真]=Getty Images

 アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が、プレミアリーグでの21年間の監督生活を振り返った。28日付のイギリス紙『デイリースター』が報じている。

 28日に行われるプレミアリーグ第20節のクリスタル・パレス戦で、ヴェンゲル監督はプレミアリーグ通算810試合目の指揮を執る。これはマンチェスター・Uで長期政権を築いたサー・アレックス・ファーガソン元監督が持つリーグ記録に肩を並べるもので、本人も偉業達成に誇りを感じているようだ。

 記者会見で「もし初めて指揮を執ったブラックバーン戦(1996年8月)の前に、『あなたは21年後もこの会見場にいますよ』と言われたら?」という質問を受けたヴェンゲル監督は、「おそらく『あなたは相当狂っている!ありえないね』と言っていただろうね。(監督業を始めた)33歳くらいの時のことを覚えているけど、続けても60歳くらいまでだろうと思っていた」と返答。今年10月に68歳の誕生日を迎えた同監督は続けて、「どんな試合も“ロシアンルーレット”のようだった。普通どこかで“外れ”を引いてしまうものだ。だからここまで来られたことは信じられない」とここまでの軌跡を振り返った。

 またヴェンゲル監督は、アーセナルで21年にわたって監督を続けられた理由について、「忠誠心、献身性、ハードワーク、人生の犠牲、そして何より運だね」とコメント。さらに「私はどんなときも自分のことを信頼してくれるクラブにいる。また“運”を挙げるのは、21年のキャリアの中で1試合も休んだことがないからだ。そういう意味では健康であることも重要だね」と語り、アーセナルとの強固な関係をアピールした。

(記事/Footmedia)

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