昨シーズン途中からクリスタル・パレスの監督を務め、チームを残留に導いたサム・アラダイス氏が、11日にフランク・デ・ブール監督を解任した古巣への復帰を否定した。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨シーズン終了後に退任したアラダイス氏の後任としてクリスタル・パレスにやってきたF・デ・ブール監督だったが、プレミアリーグ開幕4試合でいずれも完封負けを喫し、同リーグ史上最短となるわずか4試合の指揮でクラブを去ることになった。
11日に『スカイスポーツ』で放送されたウェストハム対ハダースフィールドの中継にゲスト出演したアラダイス氏は、同日にクリスタル・パレスのスティーヴ・パリッシュ会長と話をしたことを明かした上で、「今は監督をやる気分ではないと伝えたよ。プレミアリーグという大きなプレッシャーから開放された今の生活を楽しんでいるからね」と後任監督就任の可能性をはっきりと否定した。
パリッシュ会長との会談の内容については、「オファーはなかったが、私の考えを聞かれた。私は自分の考えを伝えた上で、今はもしオファーをもらっても戻る気はないということを言った」と説明したアラダイス氏。「クリスタル・パレスの幸運を祈っているし、努力をして41ポイントを獲得して残留を果たした昨シーズンの後に、このようなことになってしまってとても悲しいよ」と自身の率直な気持ちも語っている。
(記事/Footmedia)