イングランド伝説のFW、プロ契約時の給与が判明! ネイマールと比較すると…

スタンリー・マシューズ

プロ契約時の給与額が判明した故スタンリー・マシューズ氏 [写真]=Toronto Star via Getty Images

 イングランドのレジェンドFWである故スタンリー・マシューズ氏が初めてプロ契約を結んだ際の給与が驚きの額だったとして、話題を呼んでいる。3日付のイギリス紙『イヴニング・スタンダード』が報じた。

 初代バロンドール受賞者であるマシューズ氏は、1965年2月6日に50歳5日にしてイングランド1部リーグでプレー。1部リーグにおいては世界最年長の出場記録となっている。

 同紙によると、今回、マシューズ氏が初めてプロ契約を交わしたときの契約書がオークションに出品されたことで、当時の給与が判明したという。その額は5ポンド、現在の価格では320.28ポンド(約4万6000円)だった。さらに、夏の数カ月間は週給が40パーセント減額される契約内容になっていたようだ。

 奇しくも同日には、パリ・サンジェルマンがブラジル代表FWネイマールの加入を正式発表。同選手に支払われる週給は、税別後で53万7000ポンド(約7800万円)になると報じられている。つまり、ネイマールはマシューズ氏が受け取っていた額をわずか6分で稼いでしまう計算になる。

 マシューズ氏の契約書をオークションに出品したデイヴィッド・ロケット氏は、「1930年代のトップ選手たちが稼いでいた額を皆が知ることが大切だと思った。今の選手たちと比べるとバカげた額だが、その当時は大金だったんだ」とコメント。サッカー選手に支払われる給与が急激に高騰している現状に警鐘を鳴らしている。

 数十年前とはまるで事情が異なるため単純比較はできないが、ネイマールのみならず多くのプロ選手に大金がつぎ込まれることが当たり前になっている今のサッカー界は、少し度が過ぎているのかもしれない。

(記事/Footmedia)

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