PK戦の行方を見守るU-21イングランド代表の選手たち [写真]=NurPhoto via Getty Images
U-21欧州選手権準決勝が27日に行われ、U-21イングランド代表はU-21ドイツ代表と対戦し、延長戦を含む120分間を2-2で引き分けたのち、PK戦で3-4と競り負けた。イングランドはPK戦に弱いというイメージがあるが果たしてそれは本当なのか。イギリスメディア『BBC』がデータを挙げて検証している。
PK戦は1976年から欧州選手権に、その2年後の1978年からワールドカップに導入された。イングランド代表が初めてPK戦を戦ったのは、導入から10年以上も経った1990年のこと。
同代表は1990年、1998年、2006年のワールドカップでPK戦の末に敗退しており、欧州選手権でも1996年、2004年、2012年に同じくPK戦で敗れ、大会から姿を消している。ワールドカップと欧州選手権で最もPK戦に負けているのがイングランドなのだ。そんな同代表が唯一PK戦で勝利したのは、1996年の欧州選手権準々決勝スペイン戦。しかし同大会では準決勝でPK戦の末にドイツに敗れている。
イングランドは女子代表もPK戦を苦手としており、これまで3戦全敗。U-21同代表は2009年のU-21欧州選手権準決勝でスウェーデンを相手に勝利しているが、今回ドイツに敗れたことで、成績は1勝2敗となった。
イングランド代表と同女子代表、さらにU-21同代表のPK戦における通算成績は2勝12敗。“運”や“くじ引き”のようなものと言われることもあるPKだが、このような成績が続いているのを踏まえると、同代表にとってPKは“運”では片付けられないものなのかもしれない。
(記事/Footmedia)
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