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チェルシー、指揮官に補強予算354億円を提示か…ボヌッチらの獲得狙う

2017.06.17

(左から)ヴェラッティ、ルカク、ボヌッチ、バカヨコ、A・サンドロ [写真]=Getty Images

 チェルシーの首脳陣は、アントニオ・コンテ監督に莫大な補強予算を提示し、クラブに引き留めるようだ。イギリス紙『デイリーミラー』が16日付で報じている。

 就任1年目で見事にプレミアリーグのタイトルを奪還し、チェルシーを復活させたコンテ監督。来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)制覇に挑むことになり、今夏の移籍市場ではビッグネーム獲得の噂が度々報じられている。

 しかし、同紙によると、オーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏の側近、マリナ・グラノフスカイア氏が移籍市場で大金を投じることに難色を示したという。これにより、グラノフスカイア氏とコンテ監督が衝突。コンテ監督が不満を表していた。しかし、チェルシーの首脳陣としては同監督をスタンフォード・ブリッジから追いやるつもりは毛頭ない模様。同クラブは総額2億5000万ポンド(約354億5800万円)もの補強予算を用意し、同監督を引き留める意向だという。

 獲得を狙う選手としては、まずユヴェントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの名前が挙げられている。コンテ監督がユヴェントスを率いていた際の教え子であるボヌッチに対しては、5000万ポンド(約70億9000万円)を投じて獲得を目指すようだ。また、移籍金4000万ポンド(約56億7300万円)でモナコとフランス代表MFティエムエ・バカヨコ獲得を巡る交渉が進んでいる。さらに、かねてからの報道通りエヴァ―トンからベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得も画策。こちらには移籍金7500万ポンド(約106億3700万円)を投じる模様だ。その他にもユヴェントスのブラジル代表DFアレックス・サンドロ、パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティの名前も挙がっている。

 コンテ体制2年目に向けて首脳陣も万全のサポートを約束しているようだが、果たしてこの夏の移籍市場で大型補強を成功させることができるだろうか。

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