退団希望から一転、クラブ残留の可能性が浮上したマフレズ [写真]=Getty Images
先月、所属するレスターの幹部に対し退団希望を伝えたとされるアルジェリア代表MFリヤド・マフレズにクラブ残留の可能性が浮上した。地元紙『レスター・マーキュリー』が11日付で報じた。
アーセナルやチェルシーといったプレミア勢にとどまらず、バルセロナやパリ・サンジェルマンなど欧州各国の強豪からの関心が噂され、先月にはクラブに「新しい挑戦をする時が来た」と退団の意思を明確にしたマフレズ。
しかし、市場価値は5000万ポンド(約71億円)とされる同選手には現時点で具体的なオファーを提示しているクラブは一つもないという。
移籍か残留か、“板挾み”の状態に陥ってしまったマフレズが、母国アルジェリアメディア『El Heddaf TV』のインタビューで現在の心境を吐露した。
「世界中のビッグクラブからの関心はすごく光栄なことだよ。でも、今のところ具体的なオファーはひとつもないね。(レスターの)会長と話し合って、クラブにもう一年残ることに同意した。今がクラブを離れるにはいい時期なんだけどね。プレミアリーグを制覇して、リーグ年間最優秀選手賞を受賞した。チャンピオンズリーグ(CL)も経験した」
「昨シーズンも多くのクラブから関心が寄せられていたけど、僕はここに残ったんだ。当分はまだレスターにいるかもね。まだ契約も残っている。次に何が起こるか見てみよう。もし、僕がここに残らなければならないのなら、残留するだろう」
世界中に衝撃を与えた2015ー16シーズンのレスターのプレミアリーグ制覇。そのクラブをイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ、現チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテと共にけん引したマフレズ。
今シーズンはその時ほどのインパクトは残せなかったが、依然としてビッグクラブからの評価は高い。移籍か残留か、これからのマフレズの動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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