クリスタル・パレスの前監督のサム・アラダイス氏 [写真]=Getty Images
クリスタルパレスは、クラブを「踏み台」とはみなさない長期的な監督を指名しようとしていると、イギリスメディア『BBC』が2日に伝えた。
“ビッグ・サム”の愛称で知られるサム・アラダイス前監督は、クリスタル・パレスでわずか5ヶ月間を過ごし、監督業の引退を表明し、辞任していた。そこで、クリスタル・パレスは7年間で8人目の監督を探しており、クリスタル・パレス会長のスティーブ・パリッシュ氏は “長期間できる人”を探しているようだ。
パリッシュ氏は、アメリカのラジオ局「シリウスXM FC」の質問に対し「私たちは、踏み台にする人を本当に望んでいない。過去には、スティーブ・コッペル氏のような監督が、クラブに長く所属し、クラブの建設を手伝ってくれた。そのような関係を築ける監督を再び得ることができれば、それが望ましいよ」とクラブが残してきたプレースタイルを変えるのではなく、むしろビルドする監督が欲しいと語った。
また、パリッシュ氏は「たしかに私たちは監督の候補と監督を試す方法がある。そしてそれは私たちに役立っているが、何度も監督を替え、試すべきだろうか。それは、おそらく監督のリストアップを続けさせるだけだ。とにかく、クラブの長期的な見通しを持っている誰かを探し続けるよ」と付け加えた。
アラダイス前監督は12月に、当時降格圏より勝ち点が1ポイント高いクリスタル・パレスと2年半の契約を交わした。そして残りのリーグ戦21試合で8勝を挙げ、クリスタル・パレスは14位でシーズンを終えた。
By サッカーキング編集部
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