レスター退団の意向を表明したマフレズ [写真]=Leicester City FC via Getty Images
日本代表FW岡崎慎司のレスターに所属するアルジェリア代表MFリヤド・マフレズが、同クラブ退団の意向を表明した。イギリスメディア『BBC』など複数メディアが30日に報じている。
報道によると、マフレズはレスター側に「私は非常に野心的だ。移籍する時が来たと感じていると知らせた」という。「私は昨年の夏、会長と非常に良い話し合いをした。タイトル獲得を求め、チャンピオンズリーグで戦うクラブを助けるため、もう1年(レスターに)とどまることを決めたんだ」と、移籍が噂されながらもレスター残留を決断した経緯を説明。以下のように続けた。
「レスターでの4シーズンは私のキャリアで最高の時で、度の瞬間も大好きだった。このクラブで達成したことの一部になれたことを誇りに思っている。プレミアリーグのチャンピオンになったのだからね」
「このクラブ、そして素晴らしいファンとの関係は永遠に私の宝物になる。私の決定を理解し、尊重してくれることを心から願っている」
マフレズは1991年生まれの26歳。2014年1月からレスターでプレーしている。昨シーズンはプレミアリーグで37試合に出場して17ゴールを記録し、優勝に大きく貢献した。PFA(イングランドサッカー選手協会)の選手選出の最優秀選手賞、同協会のファン投票による最優秀選手賞、そしてレスターサポーター選出の年間最優秀選手賞と、3つのMVPを獲得する大活躍だった。
そして昨年8月、レスターと2020年6月30日までの新契約を締結。移籍が取り沙汰される中で、クラブ残留を決断した。今シーズンはプレミアリーグで全38試合中36試合に出場し、6ゴールを記録している。
なお、同選手の移籍先候補については、地元紙『Leicester Mercury』が複数の候補を列挙。アーセナルやトッテナム、リヴァプールといったプレミアリーグのクラブのほか、パリ・サンジェルマンの名前も挙げられている。
昨シーズン、“奇跡”のプレミアリーグ制覇を成し遂げる立役者となったマフレズだが、レスターを去る決断をした。新天地はどのクラブになるのだろうか。