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FAカップ準優勝のチェルシー、判定に不満を残す「信じられないね」

2017.05.30

サンチェスのゴールが認められたことに不満を述べるケーヒル [写真]=Getty Images

 チェルシーでプレーするイングランド代表DFガリー・ケーヒルとベルギー代表GKティボー・クルトワは、27日に行われたFAカップ決勝の判定についてまだ不満を持っているようだ。29日付のイギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

 チェルシーは、試合開始4分にアーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェスのゴールが認められたことに不満があるようだ。問題のシーンは以下の通りだ。クリアボールを拾ったサンチェスが手を使っているようにも見える形でトラップ。すると、チェルシーの選手達はハンドを主張する。しかし、笛は鳴らないままサンチェスは走り続けた。さらに、オフサイドポジションにいたウェールズ代表MFアーロン・ラムジーがボールに触ろうとしたが、避けてサンチェスがそのままシュートを打った。このシーンで、副審はオフサイドであると一度は旗をあげるものの、主審との相談の結果ゴールが認められることとなった。

 このシーンの判定についてケーヒルは「そのオフサイドのルールは、狂ったルールだ。ボールに向かって動くのが見えたのに、オフサイドではない。僕が今まで見た中で一番おかしいルールだ。もし、彼(ラムジー)がそこにいなかったら、ティボー(クルトワ)が前に出てボールを掴むこともできたと思う。しかし、それだけじゃなくハンドもあった。例えば、手を下げた通常の状態で当たったのならば、僕はハンドではないことを理解出来るだろう。だが、両手が自分の頭より上にある時は、それは通常の状態ではないことを意味している。正直言って信じられないね」と先制点が認められたことが信じられないと問題のシーンを振り返った。

 また、この試合の主審を務めたアンソニー・テイラーは、シーズン序盤にチェルシーの練習場のコブハムを訪れて選手達にどのようなものがハンドになるか説明があったことをクルトワが明かした。

「彼(テイラー)は我々に対して、手はいつも通常の状態になければならないと教えられた。もし、体の横に手があり、ひじに当たっても、それについては何も出来ないと言われた。しかし、あの場面はバレーボールのブロックのようだった。あれは、僕が見てきた中で一番のブロックだったと思う。さらに、オフサイドもあった。ラムジーのポジショニングは僕にとって悩ましいものだった。もし、彼がそこにいなかったら、僕は飛び出してサンチェスよりも先にボールに触れただろう。だが、彼がそこにいたことで、彼がシュートを打つ可能性もあったから動くことが出来なかった。彼は明らかに僕のプレーを邪魔するところに立っていた。しかし、正直言ってアーセナルは我々よりもいいプレーはしていた。先制点が認められたといってそこから逃げることはできない」と先制点は誤審だったことを主張したが、アーセナルのプレーも良かったことを認めた。

By サッカーキング編集部

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