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不名誉な記録…英メディアが“昨夏加入のコスパの悪いプレミア選手”を選出

2017.05.26

マルセイユから加入したエンクドゥ [写真]=VI Images via Getty Images

 プレミアリーグ最終節が21日に行われ、2016-17シーズンのリーグ戦全日程が終了した。

 イギリスメディア『スカイスポーツ』は昨夏の移籍市場で加入した選手の移籍金を、それぞれの選手の今シーズンの合計プレー時間で割り、高額の移籍金で加入したわりにあまり試合に出られなかった“コスパの悪い”選手を紹介。単純にプレー時間だけで選手の価値がはかられるわけではないが、一種の指標として掲載しているようだ。選手本人にとっては不名誉な記録となってしまうが、ファンとしては来シーズンの奮起に期待したいところだろう。

 1位となってしまったのは、トッテナムのU-21フランス代表MFジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ。昨夏にマルセイユから加入した同選手の移籍金は、約900万ポンド(約12億9000万円)と見られているが、今シーズンはリーグ戦8試合出場にとどまった。さらにその全てが途中出場だったため、合計プレー時間は49分。つまり60秒ごとに183,673.47ポンド(約2632万円)の移籍金がかかった計算になる。

 2位は同じくマルセイユから約3300万ポンド(約48億円)で加入した、チェルシーのベルギー代表FWミシー・バチュアイ。バチュアイの合計プレー時間は239分で、先発出場は1試合のみ。19試合で途中出場に終わったものの、一方で5ゴールという十分な結果も残している。プレミアリーグ第37節のウェスト・ブロムウィッチ戦では、リーグ優勝を決定する貴重な決勝点を決めてみせた。数字は60秒あたり138,912.13ポンド(約1991万円)となってしまうが、最後に大舞台で存在感を発揮したといえるだろう。

 続く3位は、アーセナルのスペイン人FWルーカス・ペレス。デポルティーボから約1710万ポンド(約24億5000万円)で加入したが、リーグ戦は11試合出場にとどまり、わずか1ゴールに終わった。合計265分のプレー時間だったため、毎分約64,528.30ポンド(約924万円)がかかったことになる。同選手には今夏の移籍の噂も出ており、今後の去就が注目される。

 “世界最高額の男”として昨夏話題をさらったフランス代表MFポール・ポグバは、マンチェスター・Uでリーグ戦30試合に出場して5得点をマーク。シーズン序盤は「金額に見合った活躍ができていない」と批判されることも多かったが、アヤックスとのヨーロッパリーグ決勝戦でも先制点を決め、優勝に貢献するなど、最終的には十分な爪痕を残した。合計プレー時間は2608分だが、約9300万ポンド(約130億円)ともいわれる超高額移籍金が響き、60秒ごとの価格は35,755.37 ポンド(約512万円)となっている。

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