チェルシーの優勝で幕を閉じた今シーズンのプレミアリーグ。シーズン終了に際してイギリスメディア『スカイスポーツ』が、25日に独自の見解でプレミアリーグの“ファンタジーイレブン”を発表した。なお、フォーメーションは4-4-2である。
今回発表したのはベストではなくファンタジーだとした同メディア。単純に勝つことだけではなく、「魅せて勝つ」ことを心情としたチームのようだ。今シーズンPFA年間最優秀選手賞と、FWA年間最優秀選手賞、そしてプレミアリーグ年間最優秀選手賞を獲得したフランス代表MFエンゴロ・カンテは今回選ばれていない。
まずGKにはベルギー代表ティボー・クルトワが選出。リーグ戦16試合ものクリーンシート(無失点試合)を達成し、プレミアリーグ・ゴールデングローブ賞を受賞した同選手は、チェルシーのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。
4人のDFラインのうち3人はチェルシーの選手。スペイン代表DFセサル・アスピリクエタとスペイン人DFマルコス・アロンソは、クルトワとともにクリーンシート量産に貢献。特にアロンソはリーグ戦6ゴールを記録しており、得点力は折り紙付き。センターバックでコンビを組むのはイングランド代表DFガリー・ケーヒルとクロアチア代表DFデヤン・ロヴレン。トッテナムのベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンはロブレンよりクリーンシートの数で勝っているが、2ゴールを奪っていることからケーヒルとコンビを組むことになった。
MF陣ではトッテナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとイングランド代表MFデレ・アリが選ばれた。ともにトッテナムのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。エリクセンは8ゴール15アシスト、アリは18ゴール9アシストを記録している。その他にも、ベルギー代表MFエデン・アザールとブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョがファンタジーイレブンに名を連ねた。アザールは16ゴール5アシストをマーク、9度の『スカイスポーツ』マン・オブ・ザ・マッチに選出されている。コウチーニョもリヴァプールの攻撃陣を牽引、12ものアシストを記録した。
2トップを組むのはイングランド代表FWのハリー・ケインとチリ代表FWアレクシス・サンチェス。リーグ戦30試合で29ゴールをマークして得点王に輝いたケインは、7アシスト記録しているところも特筆に値する。24ゴールを奪い、得点ランキングで3位につけたサンチェスは同メディアの中で一番評価が高い模様。今夏の移籍市場を賑わせているプレーヤーとしても注目だという。
以下、同メディアが発表したファンタジーイレブン
■GK
ティボー・クルトワ(チェルシー/ベルギー)
■DF
マルコス・アロンソ(チェルシー/スペイン)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール/クロアチア)
ガリー・ケーヒル(チェルシー/イングランド)
セサル・アスピリクエタ(チェルシー/スペイン)
■MF
エデン・アザール(チェルシー/スペイン)
フェリペ・コウチーニョ(リヴァプール/ブラジル)
デレ・アリ(トッテナム/イングランド)
クリスティアン・エリクセン(トッテナム/デンマーク)