今シーズンチェルシーに復帰したダヴィド・ルイス [写真]=Chris Brunskill Ltd/Getty Images
チェルシーのブラジル代表DFダヴィド・ルイスは、27日に控えるアーセナルとのFAカップ決勝戦に向けてコメントした。イギリスメディア『BBC』が26日付で伝えている。
現在30歳のD・ルイスは、2011年にベンフィカからチェルシーに移籍。特徴的な髪型と、DFながら攻撃的なプレースタイルでクラブのマスコット的存在だった。14年に約5000万ポンド(約72億円)でパリ・サンジェルマンへ移籍するまで、チェルシーでチャンピオンズリーグとFAカップ、そしてヨーロッパリーグ制覇に貢献。そして昨夏、約3400万ポンド(約49億円)でチェルシーに電撃復帰すると、チェルシーのプレミアリーグ優勝に大きく貢献してみせた。
「簡単な人生は好きじゃないんだ。リスクを背負って、幸せを手にした。チェルシーに帰ってきたことは正しい判断だった」と述べたD・ルイス。「リスクを負うことは好きさ。リスクを冒さなければ、新しい何かを見ることはできない。仕事のことだけじゃない、毎日がそうだと僕は思う」と独自の人生観も語った。
さらに、チェルシーに戻ってきたことを聞かれると「給料を下げてここに戻ってきた。でもそれは問題ないよ。神様は僕にたくさんのことを与えた、だから僕は幸せなんだ」とコメント。
チェルシーは11-12シーズンにFAカップを制覇しているが、D・ルイスはハムストリングのケガで決勝戦に出場していなかった。「チャンスを逃すわけにはいかない。プレーしたいし、チームのためにトライするんだ」と述べると、「(アントニオ・)コンテ監督はすばらしい人物だ。好意的な性格だし、熱い情熱を持っている。彼はサッカーを愛しているね。僕がチェルシーに到着して彼と話した時、トロフィーを勝ち取るためにサッカーをすると言った。『君は私たちのチームを向上させてくれる選手だ』と言われたんだ。だから僕は『監督とチームのためにハードワークを尽くすよ』と応えたよ」と、コンテ監督の第一印象についても言及した。
FAカップは27日に開催、アーセナルと聖地ウェンブリーで対戦する。