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チェルシー、テロ事件を受けて優勝パレードを中止「不適切と判断」

2017.05.24

チェルシーが優勝パレード中止を発表した [写真]=Getty Images

 チェルシーは24日、マンチェスターで発生したテロ事件を受けて、28日に予定していた優勝パレードを中止することを、クラブ公式サイトで発表した。

 イギリスメディア『BBC』などによると、同国のマンチェスターで現地時間22日夜、人気歌手のアリアナ・グランデさんのコンサート会場付近で大きな爆発が発生。このテロ事件により22人が亡くなり、60人以上の負傷者が出ている。

 イギリス政府は翌23日、テロ警戒レベルを「さらなるテロが迫っている」ことを意味する最高レベルの『危機的』に引き上げた。同国では2017年に入って3月にもロンドンのウェストミンスター宮殿付近で50人以上の死傷者を出すテロ事件が発生していた。

 2年ぶりにプレミアリーグを制覇したチェルシーは、FAカップ決勝の翌日28日に優勝パレードを予定していたが、テロ事件を受けて中止することを発表した。同サイトを通じて、「クラブ全関係者は、月曜日にマンチェスターで起きたテロ事件の影響を受けた人々に心からの哀悼の意を表します。事件の被害者、その家族や友人にお悔やみ申し上げます」との追悼のメッセージを掲載。

 続けて、「この惨劇を受けて、日曜日にロンドンで優勝パレードを行うことは不適切と判断しました」と説明した。テロ警戒レベルが最高度になったことや、地元警察などと相談した結果による決断だという。

 また、チェルシーは27日に行われるFAカップ決勝アーセナル戦での喪章着用と、犠牲者などへの支援金を寄付することも発表。さらに、アーセナルはエミレーツ・スタジアムで実施する予定だったFAカップ決勝のパブリックビューイングを中止し、優勝した場合もパレードは行わないという。

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