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“ビッグ・サム”がクリスタル・パレスの監督を辞任…監督業も引退へ

2017.05.24

アラダイス氏が監督業からの引退を表明した [写真]=Getty Images

 クリスタル・パレスのサム・アラダイス監督が、今シーズン限りでの辞任と監督業の引退を表明した。

“ビッグ・サム”の愛称で知られるアラダイス氏は、昨年12月に2年半の契約で同クラブの監督に就任。当時降格圏と勝ち点1差の17位に低迷していたチームの再建を託されると、そこから21試合で8勝を挙げ、最終的に14位でシーズンを終えて見事にプレミアリーグ残留を果たした。

 23日付のイギリスメディア『BBC』はアラダイス氏の声明文を掲載している。冒頭で同氏は「いくつかの点で、これは本当に難しい決断だったよ。でも別の意味では簡単な決断でもあった」とコメント。さらに「プレミアリーグに残留するべく私を呼び、機会を与えてくれたクリスタル・パレスとスティーブ・パリッシュ会長には本当に感謝している」と続け、クラブに感謝の意を示した。

 監督業を退く理由については「どのような人生を送りたいか検討しなければならない時が来た。私にとって簡単なことだった。私はまだ比較的若く健康的であり、62歳ではあるけれども人生を味わいたい」と説明。今後については「エネルギーがある間は、旅行をしたいし家族や孫と一緒にもっと多くの時間を過ごしたい。フットボールの監督を務めている時に受ける大きなプレッシャーを感じること無くね」と述べ、重圧から解放された生活を送りたいとしている。

 最後にアラダイス氏は「就任の発表以来、サポートのメッセージを送ってくれた全ての人に感謝したい。間違いなく監督業が恋しくなるだろうけれど、この決定に後悔は無い。彼らのためにこの5カ月間働いたことは本当に特別だった」と思いを綴り、締めくくった。

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