今シーズンのプレミアリーグはチェルシーの優勝が決まり、残すところ最終節のみとなった。そこで、プレミアリーグに所属する選手の中で、今シーズン期待を裏切った選手をワーストイレブン形式で、イギリスメディア『ESPN FC』が20日付で発表している。なおフォーメーションは中盤逆三角形の3-5-2である。
まずGKに選ばれたのは、昨夏バルセロナからマンチェスター・Cへ移籍してきたチリ代表クラウディオ・ブラボ。2015年、16年のコパ・アメリカでチリ代表の優勝に貢献したブラボは、今シーズンから同クラブで指揮をとるジョゼップ・グアルディオラ監督の要望に応える形で入団。だが正GKの座を確実なものにはできずに、アルゼンチン人GKウィリー・カバジェロにポジションを譲った。
DFでは同じく、マンチェスター・Cのイングランド代表CBジョン・ストーンズが選ばれてしまった。同クラブでバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケの役割を期待されていたストーンズだったが、その役割を満たすには至らなかった。さらに、昨シーズンまで所属していたエヴァートン時代より守備がおろそかになっている、と同メディアは報じた。
MF陣で特筆されるのはアーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカ。昨夏に約3500万ポンド(約50億円)でボルシアMGから加入した同選手は、アーセン・ヴェンゲル監督を満足させることはできなかった。同紙によると、素晴らしいパスを出せるが、プレミアリーグに適応するにはスピードと球際でのアグレッシブが足りないという。
さらに昨シーズンレスターのプレミアリーグ制覇に貢献した、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズも選ばれた。昨シーズンのイングランドサッカー選手協会(PFA)の最優秀選手賞を獲得した同選手は、リーグ戦6ゴール4アシストを記録したが、昨シーズン記録した17ゴール10アシストと比べると物足りないとした。
そしてFW陣では、マンチェスター・Uのイングランド代表FWウェイン・ルーニーが選出。おそらくルーニーにとって最悪のシーズンになったと記載した同メディア。昨夏からマンチェスター・Uに加入した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチを、ジョゼ・モウリーニョ監督が重宝していることにより、リーグ戦の先発出場は14試合に止まっている。
以下ワーストイレブンに選ばれた選手
▼GK
クラウディオ・ブラボ(マンチェスター・C・チリ代表)
▼DF
ラミーヌ・コネ(サンダーランド・コートジボワール代表)
ジョン・ストーンズ(マンチェスター・C・イングランド代表)
マッテオ・ダルミアン(マンチェスター・U・イタリア代表)
▼MF
リヤド・マフレズ(レスター・アルジェリア代表)
グラニト・ジャカ(アーセナル・スイス代表)
ピエール・エメーク・ホイビュルク(サウサンプトン・デンマーク代表)
ムサ・シソコ(トッテナム・フランス代表)
ノリート(マンチェスター・C・スペイン代表)
▼FW
ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U・イングランド代表)
シモーネ・ザザ(ウェストハム・イタリア代表)
By サッカーキング編集部
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