EFLカップ優勝後のやり取りが注目されたイブラヒモヴィッチ(中央)とポグバ(右) [写真]=Getty Images
2試合を残し、今シーズンのプレミアリーグ王者はチェルシーに決まった。イギリスメディア『スカイスポーツ』は今シーズンこれまでに起きた数々の出来事を振り返り、そこで生まれた名言を紹介している。
まずは就任1年目となったマンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督。チェルシー、インテル、レアル・マドリードなどのビッグクラブで指揮を執ってきた大物監督だが、マンチェスター・Uでの仕事はやはり特別だったのか。
就任会見で同監督は「これは夢ではない、現実だ。私こそがマンチェスター・Uの監督だ。多くの人が夢見るポジションに私がいる。これが現実だ」とコメント。今シーズンはリーグ戦で頂点に立つことはできなかったが、24日のヨーロッパリーグ決勝戦でアヤックスに勝利し、タイトルを獲得できるのか。
そして同じくマンチェスター・Uの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ。4月20日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグのアンデルレヒト戦でひざのじん帯を負傷し、今シーズン中の復帰は絶望となったが、離脱まではプレミアリーグ28試合に出場し、17得点をマークする活躍を見せていた。
そのイブラヒモヴィッチが昨夏、加入の際に言い放ったのが「私は“マンチェスターの王”になるために、ここに来たのではない。“マンチェスターの神”になるためだ」という言葉。これまでにも数多くの名言を残している同選手だけに、別格の威厳を感じる。
イブラヒモヴィッチとのやり取りで印象的だったとされているのは、同チームのフランス代表MFポール・ポグバ。イブラヒモヴィッチはパリ・サンジェルマンから移籍金ゼロで加入したが、一方のポグバはユヴェントスから、破格の1億500万ユーロ(約126億円)で加入した経緯がある。
フットボールリーグ・カップ(EFLカップ)で優勝したマンチェスター・Uの両選手は、試合後のインタビューに登場し、ポグバが「だからチームは君を買ったんだよ」とイブラヒモヴィッチに対して発言。するとすかさず、イブラヒモヴィッチは「俺を買った? 俺は買われてなんかない、タダで加入したんだ。買われたのはお前だろ」と一言。移籍金なしで加入したイブラヒモヴィッチが大活躍を見せた一方、ポグバは今シーズンここまでのリーグ戦で29試合に出場し4得点と、いまいち波に乗り切れず、度々批判されているだけに、両者のやり取りを印象的だと感じる者も多かったようだ。
マンチェスター・Cで就任1年目となったジョゼップ・グアルディオラ監督は、プレミアリーグ第15節でレスターに2-4と敗れた後に、「私はタックルを重視する監督ではない。だからそのための練習はしていない」と発言。名監督にとっても、プレミアリーグ挑戦1年目となった今シーズンは難しさがあったようだ。
さらに、同メディアでは「奇妙な風」や「極度の乾燥」など、自然現象を敗戦の理由として挙げていたリヴァプールのユルゲン・クロップ監督も、印象的だったとしている。
By サッカーキング編集部
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