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チェルシー退団を明言しているテリー、今シーズン終了後の引退示唆

2017.05.16

今シーズン初ゴールを決めたテリー [写真]=Getty Images

 チェルシーのキャプテンを務める元イングランド代表DFジョン・テリーは、今シーズン終了後に同クラブを退団することを明らかにしていたが、現役引退の可能性もあるようだ。15日付のイギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

 12日の第37節ウェスト・ブロムウィッチ戦で勝利し、2年ぶり6度目の優勝を決めたチェルシー。延期分のプレミアリーグ第28節が15日に行われ、ワトフォードをホームに迎えての凱旋試合となった一戦。今シーズン限りで退団を発表して以来初の先発出場となったテリーの得点によって先制し、その後も追加点を決めて試合を有利に進めていたが、一時同点に追いつかれる。しかし、途中出場のスペイン代表MFセスク・ファブレガスが勝ち越し弾を決めて、4-3で勝利を収めた。

 試合後のインタビューに応じたテリーは「僕はみんなから取り除かれたいような選手になりたいと思ったことはない。しかし、チームが移行期間にあることも理解している。ベンチに座って試合を違う側面から見ることは、将来指導者になる時の勉強としていろいろ学ぶことができた。この場所にしがみつきたくも、若者の進歩も止めたくはない。そういったことが僕の決断の基本となっていた」とチェルシー退団を決めた理由を語った。

 続けて「レギュラーとしてプレイしたいから退団を決めたのは分かっているが、次の試合で引退する可能性だってあるよ。それは、正しいオファーが来るかにもよる。僕は落ち着いて席に着き、家族と相談しながらここ(イングランド)に残るのか、海外に行くのかを決めていきたいと思う。本当に、現時点では何も決めていなく、すべての選択肢が残っているよ」と今シーズン限りでの引退の可能性を示唆した。

 ワトフォード戦の先制点を決めたテリーは17年連続となるゴールで、クラブでの通算得点を67点とした。さらに、このゴールはチェルシーのカップ戦も含めた今季100ゴール目のメモリアルゴールでもあった。また同試合で、今シーズン29勝目となり、同クラブが2004-05、2005-06シーズンに樹立したシーズン最多勝利数に並んでいた。

 チェルシーは次節、21日にホームでサンダーランドと対戦。最多勝利数の記録更新となるのか注目が集まる。

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