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レノン、精神的な疾患で病院に搬送…様々な選手が励ましのメッセージ

2017.05.03

病院に搬送されたレノン [写真]=Leicester City FC via Getty Images

 エヴァートンに所属する元イングランド代表MFアーロン・レノンが、精神保健法の適用者であると報道された。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在30歳の同選手は、4月30日に混み合った道路で20分以上も立ち尽くしていたところを警察に保護され、そのまま精神病院に運ばれたという報道が出たばかり。エヴァートンはレノンに対して「ストレス性疾患の治療中」と公表している、と同紙は報じた。

 2015-16シーズンにトッテナムからエヴァートンに移籍したレノンは、2月に行われたプレミアリーグ第25節ミドルスブラ戦で途中出場して以来、リーグ戦で出場機会はない。レノンが以前所属していたクラブと現在所属しているエヴァートンは、ファンと協力してレノンに対する支援を、SNS上で募っている。

 この事態を受けて様々なサッカー選手や他のスポーツ選手が励ましのメッセージを送った。アストン・ヴィラやリヴァプールに所属していた元イングランド代表FWスタン・コリーモア氏は、同じような状況に陥り、うつ病を発症した経験を踏まえて「私は彼の状況がよくわかるが、レノンは今、家族の愛に包まれている。みんなからサポートでうまくいくことを祈っている」とコメント。元ジャマイカ代表FWダレン・バイフィールド氏も「レノンが回復し、彼が求めているサポートを受けられることを願っている」と表明した。

 さらに、イギリスのクリケット選手であるケイト・クロスは「アーロンが回復することを願っている。この一件は、精神的な健康が必要であることを思い出させる」と、プロスポーツ選手にとって、メンタル面の豊かさが必要だと語った。

 エヴァートンは『ツイッター』上で「アーロンに対する暖かいメッセージをありがとうございます。彼と彼の家族をサポートします。彼らのプライバシーは尊重されるべきです」と投稿した。またレノンが10年間所属したトッテナムの公式アカウントは「君のことをみんなが心配している」、同選手の出身地でキャリアをスタートさせたクラブでもあるリーズは「リーズに関わる全員がレノンのことを考えている」というメッセージを投稿している。

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