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デ・ヘアがレアル移籍承認をマンUに要求? 代役としてトリノGKハートに注目か

2017.04.28

レアル・マドリードへの移籍が噂されるデ・ヘア [写真]=AMA/Getty Images

 レアル・マドリードがマンチェスター・Uに所属するスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得を狙っており、デ・ヘア自身も母国のビッグクラブへの移籍に前向きな姿勢を見せているようだ。28日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

 レアル・マドリードは以前から同選手にラブコールを送っていた。2015年に獲得を計画し、2900万ポンド(約41億円)+選手一人を条件にオファーを提示。移籍期間までに諸手続きが間に合わなかったため、契約に至らなかったとされていた。チームは二度とこの失敗を繰り返さないよう、今夏は総力を挙げて獲得に取り組み、最大で6000万ポンド(約85億円)にも上る移籍金をマンチェスター・Uに提示すると見られている。

 デ・ヘアのマンチェスター・Uとの契約は2019年6月末まで。今シーズンもここまで公式戦41試合に出場するなど、絶対的な守護神として君臨しているが、一部ではジョゼ・モウリーニョ監督との確執も噂されてきた。

 デ・ヘア自身も母国の強豪への移籍に積極的な姿勢を示し、3週間前にはマンチェスター・Uに交渉を進めるよう掛け合ったと言われている。その影響かどうかは定かではないが、実際に3週間前に行われたプレミアリーグ第32節のサンダーランド戦では、デ・ヘアが出場することはなく、アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロを起用。デ・ヘアはリーグ戦63試合連続出場を記録していたが、残念ながら同記録は途絶え、モウリーニョ監督は「股関節に少し問題を抱えているだけ」と欠場理由を説明していた。

 モウリーニョ監督は移籍の噂について「こういう話をするのは私自身も、そしておそらくダビド自身も好きではないだろう。シーズン終了後になれば、選手が自分の未来を自分で判断するさ」とコメントするにとどまったが、すでに代役をリストアップしているともいわれている。

 代役として白羽の矢が立っているのが、マンチェスター・Cからトリノにレンタル移籍中のイングランド代表GKジョー・ハートトリノはレンタル期間の延長を望んでいるが、移籍の可能性も噂されており、その去就に注目が集まっていた。また、モウリーニョ監督はデ・ヘアを放出する場合、レアル・マドリードのスぺイン代表FWアルバロ・モラタと、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの加入を求めると見られている。

 一方のレアル・マドリードはミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマや、チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワへの関心も報じられていたが、デ・ヘア獲得で決着することが濃厚。スペインメディアは、今夏の大型移籍がほぼ決定済と見ているようだ。

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