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クロップ監督がリヴァプールでの引退示唆?「様々なクラブを渡り歩くつもりない」

2017.04.18

今後の進路について語ったクロップ監督 [写真]=Getty Images

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、同クラブでの仕事を最後に監督業から退く可能性があるという。ドイツテレビ『Sport1』が報じている。

 今年6月に50歳になるクロップ監督は2001年、現役時代にプレーしたマインツで監督としてのキャリアをスタート。2008年にはドルトムントの指揮官に就任し、当時は下位に低迷していたチームを、一気に強豪クラブへと成長させた。日本では“愛弟子”である日本代表MF香川真司との師弟関係も注目され、2010-11、11-12シーズンは2シーズン連続でブンデスリーガ優勝へと導いている。

 その後2015年10月にプレミアリーグに渡り、リヴァプールで指揮を執ることを発表。まだタイトルは獲得できていないが、リヴァプールは現在首位チェルシーと勝ち点9差の3位につけ、優勝争いを繰り広げている。同クラブとの契約期間は就任当初、2018年までとなっていたものの、昨年7月には2022年まで契約を延長した模様。クラブは同指揮官の手腕に、厚い信頼を寄せているようだ。

 クロップ監督は自身のキャリアについて「今後、様々なクラブを渡り歩くつもりはない。リヴァプールを含め、これまで3つのクラブでしか監督を務めてこなかったし、これから急にちょこちょこと職場を変えることになるとは思わない」とコメント。以前「60歳までに引退したい」と希望を語っていたこともあり、リヴァプールとの契約が満了となる2022年には55歳になるクロップ監督にとって、同クラブでの仕事が最後になるとの見方が出ている。

 一方で、昨シーズンはキャピタル・ワン・カップ、そしてヨーロッパリーグの決勝へと駒を進めたものの、準優勝に終わったことに対しては悔しさを滲ませ「このクラブでは、とにかくタイトルを獲ることが求められている。それが達成できなければ極めて辞めづらい状況になる」と語り、タイトルを獲得するまでは必ず指揮を続けたいとの意思も示していた。

 リヴァプールはプレミアリーグ第34節で、15位のクリスタル・パレスと戦う。 

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