プレミアリーグ第33節でチェルシーはマンチェスター・Uと対戦する [写真]=Getty Imges
高みを狙え————。
2シーズン目を迎え、青いユニフォームの胸に輝く「YOKOHAMA TYRES」のロゴもすっかり板についてきた。そのシャツをまとったチェルシーの選手たちが並ぶ横浜ゴムの広告に記された「Aim High – Strive for success」というキャッチコピーの通り、力強く、着実に歩を進めてきたアントニオ・コンテと仲間たちは、プレミアリーグの頂点まであと少し、言わば“八合目”あたりに差し掛かっている。現在、勝ち点「75ポイント」で首位。「68pt」の2位トッテナムが残り7試合を全勝しても「89pt」までしか伸びないから、つまり現時点で優勝ラインは「90pt」だ。チェルシーは残り7戦で5勝すれば、ライバルたちの結果に関わらず文句なしでリーグ優勝が決まる。
死角は見当たらない。イタリア屈指の戦術家、コンテ監督の哲学が詰まった無敵の“3-4-3”システムがお披露目された昨年10月以降の成績は、21勝2分け2敗、55得点16失点と他の追随を許さない。4月1日、格下クリスタル・パレスに不覚を取った3カ月ぶりの黒星には少なからず驚かされたが、コンテ監督は「これでタイトルレースが面白くなっただろう?」と余裕のコメント。それが油断や驕り、思い上がりからくる言葉でなかったことは、4日後にエデン・アザールの2発により2-1でマンチェスター・シティを撃破し、続く前節も敵地でボーンマスに3-1の快勝と、連勝でキッチリ流れを引き戻してみせたことから明らかである。
3連勝を懸けた今節の相手は、宿敵マンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグの歴史において、優勝回数でチェルシー(4回)を上回る唯一のクラブ(13回)である。今シーズンより、かつて西ロンドンの「スペシャル・ワン」と呼ばれた男が率いているが、目下リーグ戦20試合負けなしと、徐々にだがジョゼ・モウリーニョらしい“負けない”チームができつつある。
ただ、チェルシー陣営から見れば、必要以上に恐れる必要などない。プレミア過去49回の対戦で、チェルシーは17勝19分け13敗。イングランドが誇る常勝軍団ユナイテッドに勝ち越している唯一のチームがチェルシーなのだから。対ユナイテッドにおける「17勝」、勝ち点「70pt」獲得、「66得点」という数字は、いずれもプレミアリーグ歴代全チームを通じて最高成績。最後に負けたのは2012年10月で、以降、チェルシーは現在まで公式戦12試合連続で無敗である(7勝5分け)。今シーズンも昨年10月のプレミアで4-0、3月のFAカップで1-0と連続完封勝利を収めたのが記憶に新しい。
その今シーズン2度の対戦で、いずれもゴールを奪っている男がいる。それはアザールでも、ジエゴ・コスタでもない。実はエンゴロ・カンテなのである。
昨年夏にミラクル・レスターからやってきたフランス代表MFは基本的に「守備職人」だ。タックル数、インターセプト数はダントツでチーム最多だし、小柄な身体に超高性能エンジンを積み、抜群の駆動力とスタミナでピッチの全域をカバーする彼はチェルシーの隠れたキーマンだ。今回の試合でも、カンテがポール・ポグバを中盤で封殺できれば、チェルシーは大きく勝利に近づくはずだ。
ただし、単なる守備専業のMFで終わらないのが、この男の魅力である。チェルシーの英雄だったOBのフランク・ランパードは、「彼ほどチームに影響力をもたらす選手は見たことがない」とコメントしたことがある。「6番(ボランチ)にも、8番(セントラルMF)にも、10番(トップ下)にもなれる。相手の攻撃を寸断したかと思えば、フィニッシュに絡むこともある」というのがその理由だ。
レスター時代から、ボールスキルやパスさばき、機を見た攻撃参加といった領域でさらに進化を見せているカンテは4月13日、選手たちの投票によって決められる今シーズンのPFA年間最優秀選手の最終候補者6名に選ばれたことが発表された。チームメートのアザールや、週末に対戦するズラタン・イブラヒモヴィッチ、アーセナルのアレクシス・サンチェスといったスーパースターと並んでのノミネートである。しかも、現地メディア『スカイスポーツ』が行なった「MVPを勝ち取るのは誰か?」というアンケート調査では、堂々トップの人気を誇ったのがカンテだった。
目が肥えたチェルシーやプレミアリーグのサポーターは、派手なタイプではなくともチームを陰ながら支えている“縁の下の力持ち”を、ちゃんと見ている。今シーズンのカンテは大一番になればなるほど特に集中力を研ぎすまし、1月末のリヴァプール戦では1人で14本ものタックルを成功させて中盤を支配し、2月のアーセナル戦ではメスト・エジルを完全にゲームから消し去った。昨年夏、カンテに移籍を持ちかけたものの断られたと言われている敵将モウリーニョは、今週末、オールド・トラッフォードで大きな後悔を味わうことになるかもしれない。
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By サッカーキング編集部
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