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モウリーニョ、シュヴァインシュタイガーの扱いを後悔「今なら…」

2017.04.01

シュヴァインシュタイガー(右)はモウリーニョ監督(左)の下、4試合に出場した [写真]=Man Utd via Getty Images

 マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は、元ドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーに対する対応を後悔していたことを明かし、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のシカゴ・ファイアーへの移籍を止められなかったと語った。クラブ公式サイトが3月31日に伝えた。

 モウリーニョ監督は、同選手のMLS移籍を苦心の末に認めたと主張。また、国内とヨーロッパでの目標を達成するため今後試合数が増加することを踏まえ、シュヴァインシュタイガーがチームに残っていたら戦力になっただろうとも認めている。

 32歳のシュヴァインシュタイガーはモウリーニョ監督から戦力外と見なされていたが、練習での影響力の大きさを高く評価されてファーストチームの練習に戻った。だが、シーズン途中でマンチェスター・U退団を決断し、新天地アメリカへと旅立った。

 モウリーニョ監督はウェスト・ブロムウィッチ戦の前日会見で「私の中でバスティアンは、自分がした対応を申し訳なく思う選手の一人」と語った。「私が彼を獲得していたかどうかについては話したくはない。プロフェッショナルとしての彼については言っておきたいことがある。1人の人間としての彼について触れておきたい。クラブを去る前に、最後に私が彼に伝えたことでもある」

「彼には『正しい扱いをしてこなかった。今は君に正直にならないといけない』と伝えた。彼から退団の希望を伝えられたとき、私は『以前、君にしたことを繰り返すわけにはいかない。だからイエスだ』と伝えた。シーズン序盤に彼にしたことを申し訳なく思う。彼も、私の気持ちを理解してくれている」

「彼に直接伝えられて良かった。素晴らしい人間、素晴らしいプロフェッショナルで、練習でも良い影響を与えてくれる選手がいないのは寂しい。非常に良い影響力を持った選手だ。今後試合数が増える中で、彼にも何試合か、またはある時期に出場機会を与えられたとは思うが、それでも彼の移籍を止められなかった。彼の退団を認めるしかなかった。彼と彼の奥さんがシカゴで幸せに暮らせることを願っていると言える」

「もちろん(昨夏の対応を後悔している)。もちろんだ。今なら彼をチームに加える。当時はあまりにも選手が多かった。皆さんも覚えているかもしれないが、先行きが不透明な選手が多かった。モルガン・シュナイデルランも、メンフィス・デパイもいた。それにアンドレアス・ペレイラ、タイラー・ブラケット、ジェームズ・ウィルソンもいた」

「プロフェッショナルとして、1人の人間として彼を理解し、監督として私が下した決断に対する対応の仕方や敬意を払う姿勢を見たとき、たしかに後悔の念はあった。今それを認めることには何の問題もない。彼に直接伝えたことでもあるので、彼も理解してくれている」

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