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不満集まるアーセナル、矛先は経営陣にも?…ファンがクラブ買収を画策か

2017.03.24

ファンの多くがクラブの現状に不満を募らせているアーセナル [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 アーセナルのファンの多くがクラブの現状に不満を募らせる中、ある1人のファンが、クラウドファンディングを利用して筆頭株主のスタン・クローンケ氏からクラブ自体を買収するという計画を提案している。23日付のイギリス紙『サン』が報じている。

 2004年以降、獲得したタイトルは2度のFAカップのみと低迷期が続くアーセナル。チャンピオンズリーグでは7シーズン連続のベスト16敗退、プレミアリーグでは現在6位という成績の中でアーセン・ヴェンゲル監督に対する抗議運動が過熱の一途を辿っているが、その怒りは経営陣にも向けられているようだ。

 アーセナルの市場価値は9億400万ポンド(約1256億5200万円)とされているが、ある1人のファンは英語掲示板『Reddit』に、「我々には世界各地に合計2700万人のファンがいると言われている。その全員が金を出すとは思わないが、仮に100万人のファンがシーズンチケットよりも安い1000ポンドを出せば、それだけで1億ポンドが集まる。10億ポンドを集めることだって不可能ではない」と書き込み、クラブ買収に向けての展望を語った。

 さらに「これが成功すればクラブは永遠にファンのものになるだろう。“オーナー”となった我々が200ポンドずつ出せば、2億ポンドの移籍金を積み立てることだってできる」と続け、大きな投資を行わない現経営陣への不満を滲ませながら、他のファンに協力を呼びかけた。

 この計画は今のところそれほど賛同を得られていないようだが、現在のアーセナルの体制も多くのファンから賛同を得られていないのは確か。混乱が続く状況を収めるためには、監督、経営陣ともにファンの求める結果を残す必要があるだろう。

(記事/Footmedia)

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