マルセイユで躍動するトーヴァン [写真]=Icon Sport via Getty Images
日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユは、フランス代表MFフロリアン・トーヴァンの完全移籍でニューカッスルと合意に至ったようだ。21日付けのイギリス紙『クロニクル』が報じている。
トーヴァンは今シーズン、チャンピオンシップ(イングランド2部)を戦うニューカッスルからレンタルでマルセイユに加入し、右SBを務める酒井の前で起用されている。イングランドでは思うような活躍を見せられなかった同選手だが、今シーズンはリーグ・アンで10ゴールを挙げるなど好調を維持。昨年12月には活躍の要因に酒井の存在を挙げたトーヴァンは、母国フランスで伸び伸びとプレーしている。
同紙によればマルセイユとニューカッスルは、今夏の完全移籍で合意に至ったようだ。移籍金は950万ポンド(約13億円)と見られている。
マルセイユでの活躍が認められた24歳のトーヴァンは、今月フランス代表に初招集。25日に開催される2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選のルクセンブルク代表戦でのデビューに期待がかかっている。
グルノーブルの下部組織出身のトーヴァンは、その後リール、バスティアと渡り歩いて2013年にマルセイユへ加入。そこで存在感を示すと、昨シーズンにはニューカッスルへ移籍してプレミアリーグへの切符を掴んだ。しかし、チームが低迷する中で同選手も苦戦を強いられ、半年で古巣のマルセイユへローンされていた。