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ファーガソン氏がキャリック顕彰試合で監督復帰へ「再会が楽しみ」

2017.03.21

2008年にCL制覇を導いたファーガソン氏 [写真]=Corbis via Getty Images

 アレックス・ファーガソン氏が古巣マンチェスター・Uで“監督復帰”することが決まった。同クラブは20日、6月4日にオールド・トラッフォードで行われる元イングランド代表MFマイケル・キャリックの顕彰試合で、ファーガソン氏が「マンチェスター・ユナイテッド2008」チームの監督を務めることを公式サイトで発表した。

 ユナイテッド2008イレブンは、元オランダ代表GKのエドウィン・ファン・デル・サール氏、元イングランド代表のガリー・ネヴィル氏、リオ・ファーディナンド氏、ポール・スコールズ氏、元ウェールズ代表FWのライアン・ギグス氏らの参戦が決まっている。

 ファーファソン氏は、クラブ公式チャンネル『MUTV』との独占インタビューで、キャリックの記念すべき日にふたたびダグアウトに立つことについて熱い思いを口にした。

「正直なところ、一番楽しみなのは選手たちと再会することだ。(監督業については)未練はない。ビッグマッチの感覚を懐かしく思うことはあるが、自分で決断したことであり、いまは楽しくやっている。選手たちやエージェント、記者会見のことなどを心配しなくてもいいし、広報担当にあれこれ指示をする必要もないからね!」

「マイケルに顕彰試合の機会が与えられることについてはうれしく思う。おそらくマンチェスター・Uはそれができるイングランドで唯一のクラブだろう。選手はこのクラブで長くプレーしたがるからね。私の時代にも、ほとんどの選手が10年以上在籍していた。そういった家族的なクラブであるということは、非常に誇れることだ」

 プレミアリーグ、そしてチャンピオンズリーグで優勝を収めた2008年のチームは、ファーガソン氏が率いたチームの中でも特にマンチェスター・Uファンの思い出に深く刻まれている。

「欧州カップ戦に勝つことはファンタスティックだ」とファーガソン氏。「立派な姿勢で取り組む素晴らしい選手の集まりで、非常に強いチームだった。2008年の決勝戦のときは相当悩んだよ。今でも後悔しているくらいだ。私はパク・チソンをメンバーから外した。彼はそれまで非常に素晴らしい働きをしてくれていたのにだ。決勝戦では常にこのような問題に悩まされる」

「ウェンブリーのときは(2年後のバルセロナとの決勝戦)、ディミタール・ベルバトフを外さなければならなかった。彼はショックを受けていたよ。実際、彼には不当な扱いだった。そもそも決勝戦でメンバーから外されていいような選手はいない。だから我々はコーチたちに向けたセミナーで、決勝戦ではサブメンバーは11人ベンチ入りできるようにすべきだと働きかけている」

 一方、「マイケル・キャリック・オールスターイレブンの指揮官は、キャリックがウェストハムに所属していた時代に監督だったハリー・レッドナップ氏が務める。同チームにはイングランド代表でキャリックの元同僚であるスティーヴン・ジェラード氏やフランク・ランパード氏らがプレーすることになっている。

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