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「夢は死んだ」…レスター解任のラニエリ「成し遂げたものを奪うことはできない」

2017.02.25

レスターの指揮官を解任されたラニエリ氏 [写真]=Getty Images

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターの指揮官を解任されたクラウディオ・ラニエリ氏が声明で「私の夢は死んだ」とコメントした。イギリスメディア『BBC』が24日に伝えた。

 レスターは23日にラニエリ氏の解任を発表した。同氏は2015年夏にレスターの指揮官に就任すると、初年度の昨シーズンにクラブ史上初のプレミアリーグ制覇を導いた。だが、今シーズンはリーグ第25節終了時点で5勝6分14敗。2017年に入ってリーグ戦で無得点、未勝利が続き、降格圏ギリギリの17位と低迷しており、クラブは残留争いに向けて解任に踏み切った。

 “奇跡の優勝”からわずか9カ月で退団することとなったラニエリ氏。2016年度のFIFA男子最優秀監督賞にも輝いた指揮官の声明は、「きのう、私の夢は死んだ」との言葉で始まった。

「昨シーズンの幸福感とプレミアリーグ制覇によって、私が抱いていた夢は常に愛するレスターとともにいることだった」

「悲しいことにそれは実現しなかった。レスターでの期間に終始サポートしてくれた妻のロザンナと家族みんなに感謝したい」

「この素晴らしい旅に付き添ってくれたパオロ(・ベネッティ)とアンドレア(・アザリン)(ともにラニエリ氏のコーチングスタッフで同時に退団)にも感謝を送る。チャンピオンになるチャンスを与えてくれたスティーヴ・カットナーとフランコ・グラネッロ(ともに代理人)にもだ」

「多くはレスターに感謝しなければならない。この冒険は素晴らしいもので、永遠に私の中で生き続けるだろう」

「我々とともにサッカーの偉大な物語をレポートしてくれた全てのジャーナリストやメディアにも感謝したい」

「全てのクラブ関係者、選手、スタッフ、そして偉業達成を支えてくれた全ての人に私の心からの感謝を送りたい。だが、大部分はサポーターに対してだ。君たちは初日から私を心から歓迎してくれて、愛してくれた。私も愛している」

「誰も私たちがともに成し遂げたものを奪い去ることはできない。そして、みんながそのこと(優勝)を毎日思い出して笑顔になってくれるといい。私がいつまでもそうするようにね」

「決して忘れることのない、素晴らしさと幸福に溢れた時間だった。みんなとともにチャンピオンになれたことは喜びであり名誉です」

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