決定機を逃してしまった岡崎慎司 [写真]=Leicester City FC via Getty Images
FAカップ5回戦が18日に行われ、ミルウォール(3部)と日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが対戦した。岡崎は先発出場している。
昨季のプレミアリーグ王者でありながら、リーグ戦5連敗で17位に沈むレスター。FAカップでは再試合の延長戦の末にチャンピオンシップ(2部)のダービーを下し、辛くも5回戦進出を決めた。チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は、この試合でのターンオーバーを明言。MFリヤド・マフレズやMFマーク・オルブライトン、FWジェイミー・ヴァーディらをベンチに置いて、この試合に臨んだ。一方、ミルウォールは3回戦でボーンマス、4回戦でワトフォードとプレミア勢を次々に撃破して5回戦に駒を進めた。
試合は序盤から自力に勝るレスターが攻勢をかける。15分、抜け出した岡崎がGKと一対一となったが、GKジョーダン・アーチャーがタイミングのいい飛び出しでセーブした。さらに17分、右CKからニアに走り込んだ岡崎がヘディングシュート。しかし、ここもGKアーチャーが好セーブで難を逃れた。
ミルウォールはスコアレスでしのぎきってハーフタイムを迎えたが、後半立ち上がりに痛恨のプレーが生まれる。52分、ジェイク・クーパーが2枚目のイエローカードを受けてしまい、ミルウォールは10人で残り時間を戦うこととなった。
レスターは数的優位に立ったものの、逆にミルウォールにチャンスを作られる場面が目立つなど、流れを引き寄せられない。ラニエリ監督は64分にオルブライトン、73分にヴァーディを投入し、ミルウォールのゴールをこじ開けに出る。80分、右サイドからオルブライトンがクロスを上げると、ニアのヴァーディが潰れてボールは中央の岡崎の足元に転がる。岡崎がワントラップからシュートを狙ったが、ここはGKアーチャーのビッグセーブに防がれてしまい、決定機を生かすことができなかった。
ゴールを決めきれないレスターに対し、ミルウォールが勝負強さを発揮する。後半アディショナルタイム1分、ミルウォールは右サイドのフレッド・オニエディンマがクロスを入れると、途中出場のリー・グレゴリーがポストプレーからパスを送る。エリア内に走り込んだ右サイドバックのショーン・カミングスがこれを受け、相手DFをかわして左足シュート。これがゴール左下に決まり、ミルウォールが土壇場で先制に成功した。このまま試合は1-0でタイムアップ。3部のミルウォールが3試合連続でプレミアリーグのチームを下すジャイアントキリングで、6回戦進出を果たした。
【得点者】
1-0 90+1分 ショーン・カミングス(ミルウォール)
By サッカーキング編集部
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