決勝点となるPKを決めたサンチェス(右) [写真]=Arsenal FC via Getty Images
プレミアリーグ第22節が22日に行われ、アーセナルとバーンリーが対戦した。
4位アーセナルが10位バーンリーをホームに迎えての一戦。アーセナルにとっては、今節2位リヴァプール、3位トッテナムがそれぞれ勝ち点を落としているため、勝利すれば2位に浮上できる。アーセナルはチリ代表FWアレクシス・サンチェス、フランス代表FWオリヴィエ・ジルー、ドイツ代表MFメスト・エジルらが先発に名を連ねた。
試合は開始14分、ホームのアーセナルがチャンスを作り出す。右サイドのアレックス・イウォビがエリア付近中央のエジルへパス。トラップでゴール方向を向くと、左足を思い切りよく振り抜く。ボールはゴール左下を捉えたが、GKトム・ヒートンが横っ飛びで弾き出した。
攻めるアーセナルは42分、右サイドで獲得したフリーキックをエジルが左足でクロス。相手DFにクリアされたが、サンチェスがこぼれ球をエリア内左で拾う。相手DFをかわして右足でシュートを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。前半はスコアレスで折り返した。
後半に入って59分、アーセナルが先制に成功する。右CKからエジルが左足でクロスを供給。ニアサイドで相手DFに競り勝ったシュコドラン・ムスタフィがヘディングシュートを放つと、ボールはゴール左に吸い込まれた。
1点をリードしたアーセナルだったが、65分に数的不利の状況となる。中盤でボールを奪われたグラニト・ジャカが、スティーヴン・デフールに対して足の裏を見せながらの危険なタックルを見舞う。主審からレッドカードを提示され、一発退場となった。
試合終了間際の後半アディショナルタイム3分、バーンリーが同点のチャンスを迎える。エリア内右でアシュリー・バーンズがフランシス・コクランに倒されてPKを獲得。キッカーのアンドレ・グレイがゴール中央に蹴り込むと、GKペトル・チェフに触られながらもゴールネットを揺らした。
後半アディショナルタイム8分、アーセナルに劇的な勝ち越し点が生まれる。エリア内右でローラン・コシェルニーがクロスに頭で合わせようとしたところ、ベン・ミーが足を高く上げてしまい、ファールの判定。サンチェスがPKのキッカーを務めると、冷静にゴール中央に決めた。
試合はこのまま終了し、アーセナルが2-1で勝利。5試合負けなしで勝ち点を「47」まで伸ばし、リーグ2位に浮上した。
次節は31日、アーセナルはワトフォードと、バーンリーは日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターとそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
1-0 59分 シュコドラン・ムスタフィ(アーセナル)
1-1 90+3分 アンドレ・グレイ(PK)(バーンリー)
2-1 90+8分 アレクシス・サンチェス(PK)(アーセナル)