アフリカ選手権辞退のマティプ、クラブで出場停止のおそれ 代表監督がFIFAに要求か

マティプ

マティプはカメルーン代表の招集を拒否していた [写真]=Liverpool FC via Getty Images

 リヴァプールに所属するカメルーン代表DFジョエル・マティプに出場停止処分が下される可能性があるようだ。22日付のイギリス紙『サン』が報じた。

 マティプは先日、アフリカ・ネーションズカップ2017に挑むカメルーン代表の選出されたものの、リヴァプールでの試合を優先して招集を辞退していた。ほかにも6名の選手が招集を拒否しており、カメルーン代表を率いるウーゴ・ブロース監督はこのことに憤慨。報道によると、ブロース監督は大会が行われる1月14日から2月5日の間、選手たちの試合出場を禁ずるようFIFA(国際サッカー連盟)に要求するという。

 FIFAの規定では「代表に招集された選手は、特別な理由がない限りクラブに留まる必要がない」とされており、同監督は「彼らは代表チームよりも所属クラブに重きを置いている。連盟はFIFAの規則に従って選手たちに対し行動を起こす権利を持っている」と述べ、処分を求める可能性を示唆している。

 同大会によりセネガル代表FWサディオ・マネのチーム離脱が決まっているリヴァプール。期間中にはフットボールリーグ・カップ(EFLカップ)準決勝やチェルシーとのホームゲームがあるため、マティプに処分が下されるとなれば、タイトル争いをする同クラブにとって大きな痛手となるはずだ。

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