ウェストハムに大勝を収めたアーセナル [写真]=West Ham United via Getty Images
プレミアリーグ第14節が3日に行われ、ウェストハムとアーセナルが対戦した。
16位ウェストハムが4位アーセナルをホームに迎えての一戦。ウェストハムは直近の4試合で勝ちがない一方で、アーセナルは開幕節以降、リーグ戦12試合負けなしと好調を維持している。ウェストハムはフランス代表MFディミトリ・パイェらがスタメンに名を連ね、アーセナルはドイツ代表MFメスト・エジル、これまでチームトップのリーグ戦8ゴールを挙げているチリ代表FWアレクシス・サンチェスらが先発メンバーに入った。
試合は前半からアーセナルのペースで進む。24分、高い位置でボールを奪うと、サンチェスが相手DF1人をかわしてエリア内右に侵入。中央に走り込んでいたエジルにラストパスを供給すると、落ち着いて無人のゴールに流し込んだ。前半はアーセナル1点リードで折り返す。
後半に入って72分、アーセナルが追加点を挙げる。右サイドで縦パスを受けたサンチェスが、前を向いてドリブルを開始。相手DF2人を振り切りながらエリア内右に侵入して右足を振り抜くと、ボールはゴール左下に突き刺さった。
さらにアーセナルは80分、味方のパス交換の流れからエリア付近中央に位置していたサンチェスの足元にボールがこぼれる。上手く相手DFを引きつけながらターンすると、右足でミドルシュート。グラウンダーで飛んだボールは、ゴール左下に吸い込まれた。
対するウェストハムも直後に反撃。83分、エリア外中央で獲得したフリーキックを、パイェが右足で直接狙う。鮮やかに弧を描いたボールはゴール右上のクロスバーに直撃したが、跳ね返りをアンディ・キャロルが頭で押し込み、2点差に詰め寄った。
1分後の84分、再びアーセナルがリードを3点に広げる。左サイドのエジルから横パスを受けたアレックス・オックスレイド・チェンバレンが、エリア外やや左から右足を思い切りよく振り抜く。強烈なシュートはゴール右に突き刺さった。
86分には、チェンバレンのスルーパスにサンチェスが抜け出し、GKと1対1を迎える。キックフェイントでタイミングをずらすと、体制の崩れたGKの頭上を抜くループシュートでゴールネットを揺らした。これでサンチェスはこの試合3得点目となり、ハットトリックを達成した。
試合はこのまま終了し、アーセナルが5-1と大勝。2連勝として今節マンチェスター・Cを下した首位チェルシーを勝ち点差「3」で追いかけ、暫定2位に浮上している。
次節、ウェストハムは11日に敵地でリヴァプールと、アーセナルは10日にホームでストークと対戦する。
【得点者】
0-1 24分 メスト・エジル(アーセナル)
0-2 72分 アレクシス・サンチェス(アーセナル)
0-3 80分 アレクシス・サンチェス(アーセナル)
1-3 83分 アンディ・キャロル(ウェストハム)
1-4 84分 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(アーセナル)
1-5 86分 アレクシス・サンチェス(アーセナル)