前半のみの出場にとどまった岡崎慎司(右) [写真]=Leicester City FC via Getty Images
プレミアリーグ第11節が6日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターとウェスト・ブロムウィッチが対戦した。岡崎は2トップの一角で3試合連続の先発出場を果たしている。
前節、レスターは敵地でトッテナムと対戦。1-1の引き分けに持ち込み、順位を一つ上げた。この試合ではイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディを温存。アルジェリア代表FWイスラム・スリマニと岡崎が2トップを組む。また、チャンピオンズリーグのコペンハーゲン戦で右手を骨折したデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルに代わって、GKロン・ロベルト・ツィーラーがリーグ戦初出場を果たした。
開始から3分、エリア手前でクリアミスを拾ったマット・フィリップスが右足シュートまで持ち込んだが、ここはわずかに枠の左へ外れた。続く17分にもカウンターからフィリップスが持ち上がりチャンスを作ったが、左サイドからのクロスは得点には繋がらなかった。
28分、右サイドでサイドチェンジのボールを受けたリヤド・マフレズが切り返して左足クロスを入れる。イスラム・スリマニがダイビングヘッドを狙って飛び込んだが、ここはわずかに合わなかった。レスターは結局シュート0のまま、0-0で前半終了を迎えた。
流れを変えたいレスターは、後半開始から岡崎を下げてヴァーディを投入する。しかし、先手を取ったのはウェスト・ブロムウィッチだった。52分、右サイドでボールを受けたフィリップスがクロスを上げると、ジェームズ・モリソンが頭でゴール左に決めた。
先制点を奪われたレスターもすぐさま反撃に出る。55分、スリマニが右サイドへ展開すると、これを受けたマフレズが相手DFをかわしてクロスを入れる。飛び込んだスリマニがフリーで合わせ、ゴール右にヘディングシュートを突き刺した。スリマニの今シーズン3点目でレスターが同点に追いついた。
追いついたレスターは67分にアーメド・ムサを下げてデマレイ・グレイを投入。勢いに乗りたいところだったが、72分に痛恨のミスが生まれる。ハーフウェイライン付近で高く上がったボールをダニー・ドリンクウォーターがバックパス。しかし、これがパスミスとなってウェズ・モーガンの裏に抜ける形となり、抜け出したフィリップスがGKとの一対一を制してウェスト・ブロムウィッチが勝ち越しに成功した。
苦しくなったレスター。81分に再びマフレズが右サイドを突破してクロスを入れると、走り込んだアンディ・キングが頭で合わせたが、ここはGKの正面に飛んでしまった。このままレスターは1-2で敗れて今シーズン5敗目。昨シーズンはわずか3敗で奇跡の優勝を果たした王者が苦しい戦いを強いられている。なお、岡崎は前半のみの出場となった。
次節、レスターは敵地でワトフォードと、ウェスト・ブロムウィッチはホームでバーンリーと対戦する。
【スコア】
レスター 1-2 ウェスト・ブロムウィッチ
【得点者】
0-1 52分 ジェームズ・モリソン(ウェスト・ブロムウィッチ)
1-1 55分 イスラム・スリマニ(レスター)
1-2 72分 マット・フィリップス(ウェスト・ブロムウィッチ)