2016.11.03

相次ぐ中国資本のクラブ買収 サウサンプトンもクラブ売却に関して交渉か

クラブ売却に向けて中国企業と交渉中と報じられたサウサンプトン(写真はインテル戦) [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンが、クラブ売却に向けて中国企業と交渉中であることが明らかになった。2日付の『デイリーメール』や『サン』など、イギリス複数メディアが報じている。

 サウサンプトンはイングランドの3部リーグに在籍していた2009年に、ドイツ出身のスイス人実業家マーカス・リーブヘル氏へ経営権を譲渡。その翌年にマーカス氏が死去した後は、娘に当たるカタリーナ氏がオーナーに就任し、クラブを運営していた。だが、カタリーナ氏は水面下でクラブの売却交渉を進めていたようだ。

 報道によると、交渉相手は中国企業の「ランダー・スポーツ・ディベロプメント」で、売却額は推定2億ポンド(約260億円)になる模様。「ランダー・スポーツ・ディベロプメント」は長らく不動産ビジネスを展開していたが、今年に入ってからスポーツビジネスに本格参入し、5月からは、2022年に北京で開催される冬季オリンピックに向けて、中国国内でウインタースポーツ関連のプロモーション事業をスタートしていた。ただし、9月末に発表された決算報告では、3650万ポンド(約46億円)の損失を計上している。

 イングランドサッカー界では中国資本によるクラブ買収が相次いでおり、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)、アストン・ヴィラ(2部)、ウルヴァーハンプトン(2部)、バーミンガム(2部)のオーナーはすべて中国人である。また今シーズン、プレミアリーグに昇格を果たしたハル・シティも、中国と香港の企業を中心としたコンソーシアムへのクラブ売却が噂されている。

 なお、サウサンプトンを率いるクロード・ピュエル監督は、3日に行われるヨーロッパリーグ・グループステージ第4節のインテル戦に向けた前日会見で、クラブ売却交渉の報道について記者から質問されると、「何も知らない」と回答。「私はオーナーを全面的に信用している。クラブで働く人間を含めて、良い方向に導いてくれると信じている。今は試合に集中しているので、クラブの将来についての話し合いはその後になるだろう」と話し、目の前の試合に全力を捧げることを強調している。

(記事/Footmedia)

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