モイーズ監督(左)の下、苦しい戦いが続くサンダーランド [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第10節終了時点で最下位に沈むサンダーランドが、早くもチャンピオンシップ(2部)降格を見据えた動きを見せているようだ。イギリス紙『デイリーメール』が10月31日に報じている。
サンダーランドは今シーズン開幕前、サム・アラダイス前監督のイングランド代表指揮官就任が決定。開幕3週間前に急きょ、デイヴィッド・モイーズ監督を招へいした。慌ただしく迎えた今シーズン、プレミアリーグ第10節終了時点で2分け8敗と勝利がなく、最下位に低迷。残留圏内17位ウェストハムとは8ポイント差がついている。
報道によると、サンダーランドは2部降格に備え、コスト削減策としてチームスタッフの“余剰人員”を解雇する準備を進めているという。同紙は関係者の談話を紹介。「公式には確認されていないが、スタッフの間では不安が広がっている。クラブ側はもう、2部降格を避けられないと考えているようで、そのためにコスト削減を早期に始めるのではないかと考えられているんだ」と、チームスタッフ内に今後の雇用に関する懸念が広がっていることが明かされている。
29日付の同紙によれば、サンダーランドの第10節終了時点での成績は史上最悪のもの。10試合で積み上げた勝ち点がわずか2ポイントであるのは、1995-96シーズンのマンチェスター・Cに続いて2クラブ目だ。なお、当時のマンチェスター・Cは2部降格を味わうこととなった。
10月29日のプレミアリーグ第10節ではアーセナルに1-4と大敗を喫したサンダーランド。次節は5日、ボーンマスとのアウェーゲームに臨む。待望の初勝利、そして巻き返しは実現できるだろうか。
By サッカーキング編集部
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