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新天地デビューのGKハート、ミスから同点弾献上 トリノは逆転負け喫す

2016.09.12

トリノにレンタル中のGKハートがセリエAデビュー。しかし自身のミスから同点とされ肩を落とす [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Cからトリノへレンタル移籍中のイングランド代表GKジョー・ハートが新天地でのデビュー戦で失点に直結するミスを犯した。11日付けのイギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 ハートは11日に行われたセリエA第3節アタランタ戦に先発出場。移籍市場終了直前の8月末にトリノへのレンタル移籍が発表されたハートにとっては、この試合が新天地でのデビュー戦となった。

 スコアレスで前半を終えたこの一戦、トリノは54分にスペイン人FWイアゴ・ファルケがフリーキックを直接決めて試合を動かした。リードを奪い勢いに乗って行きたいところだったが、この直後の1プレーから流れが変わる。

 56分、アタランタが左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーがゴール前に高いボールを送ると、GKハートはこれに反応。ジャンプしてボールに飛びついたものの弾ききれず、逆サイドでフリーになっていたイタリア人FWアンドレア・マジエッロにボールが渡ってしまう。同選手は落ち着いてガラ空きになったゴールマウスへ蹴り込み同点ゴール。ハートのミスが失点に直結し、トリノのリードは無くなった。

 なお試合は82分にアタランタがPKを獲得。コートジボワール代表MFフランク・ケシエがキッカーを務め、GKハートの逆をついて右隅に流し込んだ。このゴールが決勝点となり、トリノは逆転負けを喫している。ハートにとってはほろ苦い新天地でのデビュー戦となってしまった。

 マンチェスター・Cは今夏、ジョゼップ・グアルディオラ新監督が就任。同監督は足元のテクニックに優れたキーパーを好んでおり、ビルドアップに参加することを望んでいる。これまで絶対的守護神だったハートはプレミアリーグ開幕3試合でベンチを温め、代わりにアルゼンチン人GKウィリー・カバジェロが起用された。移籍市場終盤にバルセロナからチリ代表GKクラウディオ・ブラボの加入が決定すると、居場所を失うことが決定的となったハートはイタリア行きを決断。トリノに1年間の期限付きで移籍することが発表されていた。

 11日に行われたプレミアリーグ第4節のマンチェスター・U戦で、グアルディオラ監督は新加入のブラボを初めてスタメンにチョイスした。活躍が期待されたがハイボール処理でミスを犯し失点するなど、終始低調なパフォーマンス。GKハートと比較して同選手の起用に疑問符が浮かんでいたが、皮肉にも翌日の試合でハートが失点に絡むことになってしまった。

 トリノは次戦、18日にセリエA第4節でエンポリをホームに迎える。本拠地オリンピコ・ディ・トリノでの初戦を迎えるハートが、持ち前のセービング力を発揮して汚名を返上できるか、注目だ。

By サッカーキング編集部

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