D・コスタ(一番右)の得点でチェルシーがワトフォードを下した [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第2節が20日に行われ、ワトフォードとチェルシーが対戦した。
リーグ開幕節でウェストハムに競り勝ち、好スタートを切ったチェルシー。今節は敵地に乗り込み、開幕節で日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンと引き分けたワトフォードと激突した。指揮官のアントニオ・コンテ監督は、ウェストハム戦で決勝ゴールを挙げたスペイン代表FWジエゴ・コスタや、新加入のフランス代表MFエンゴロ・カンテらを先発に起用している。
試合開始から一進一退の攻防が続く中、最初にチャンスを迎えたのはワトフォードだった。24分、右サイドをドリブルで持ち運んだノルディン・アムラバトが弾道の低いクロスを供給。するとこれにオディオン・イガロが飛び込んだ。だがシュートはクロスバーの上へ外れる。
対するチェルシーは39分、ペドロ・ロドリゲスが右サイドからクロスを上げると、D・コスタがエリア内でトラップ。そのまま腰をひねって右足のシュートを放った。しかしボールは枠をとらえることができない。
さらに前半アディショナルタイム、チェルシーはエリア付近でFKのチャンスを迎えると、エデン・アザールが直接ゴールを狙った。しかしこれはGKエウレリョ・ゴメスがボールをしっかりとキャッチし、得点を許さない。スコアレスのままハーフタイムへ突入する。
後半に入って55分、ワトフォードはアドレネ・グエディウラの右サイドからのクロスボールを、エティエンヌ・カプーがファーサイドで胸トラップ。そのまま左足を振りぬき、ゴール左上へ突き刺した。
先制点奪われたチェルシーは71分、ペドロに代えてヴィクター・モーゼスを投入。さらにミヒー・バチュアイとセスク・ファブレガスも続けてピッチへ送り込み、攻撃の活性化を図る。
すると80分、中盤でボールを持ったアザールがピッチ中央から右足のミドルシュート。これをGKゴメスが弾くと、こぼれ球にバチュアイが反応し、ゴールへ押し込んだ。試合は振出しに戻る。
勢いに乗るチェルシーは87分、逆転に成功する。ディフェンスラインの裏へ抜け出したD・コスタがセスクからのロングフィードに反応。そのままドリブルでエリア内へ進入し、GKゴメスとの1対1を迎えると、足元を射抜くシュートを放ち、ネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップ。D・コスタが2試合連続となる決勝ゴールを挙げ、チェルシーは連勝スタートとなった。次節は27日に行われ、ワトフォードはアーセナルと、チェルシーはバーンリーと対戦する。
【得点者】
1-0 55分 エティエンヌ・ カプー(ワトフォード)
1-1 80分 ミヒー・バチュアイ(チェルシー)
1-2 87分 ジエゴ・コスタ(チェルシー)