白血病で引退の36歳MFが現役復帰へ…古巣アストン・ヴィラの練習に参加

ペトロフ

2006年から2013年までアストン・ヴィラでプレーしていたペトロフ氏 [写真]=Aston Villa FC via Getty Images

 アストン・ヴィラは23日、白血病により現役を引退した元ブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフ氏が今夏のプレシーズンでトップチームに参加することをクラブ公式HPで発表した。

 現在36歳のペトロフ氏は、2006年にアストン・ヴィラへ加入し、通算219試合出場12ゴールを記録。2008-09シーズンには、チームメイトとファンの投票による年間最優秀選手賞をダブル受賞し、翌2009-10シーズンからはキャプテンを務めていた。

 順調なキャリアを歩んでいたペトロフ氏だが、2012年3月に白血病の発症が判明。治療により徐々に回復していたものの、2013年5月に当時33歳で現役引退を決断した。引退後はアストン・ヴィラのユースチームのアシスタントコーチを務め、2015年3月にはトップチームのコーチに就任していた。

 しかし、アストン・ヴィラの2部リーグ降格が決まった今年4月、ペトロフ氏は「再びトップレベルでのプレーを目指すことに決めたんだ」と現役復帰を目指してることを明言。当時すでにアストン・ヴィラのU-21チームにてトレーニングを積んでおり、「引退したときのフィットネスに近づいている」とコメントしていた。

 クラブ発表によると、同氏は今夏にオーストリアで行われるトレーニングキャンプにトップチームの一員として参加することが決定。来週中にチームへ合流するという。

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