脳性まひと戦う9歳少年、得票率86%でエヴァートン月間ベストゴール

グディソン・パーク

エヴァートンの本拠地グディソン・パーク [写真]=Getty Images

 脳性まひと戦う9歳の少年が、エヴァートンの月間最優秀ゴール賞を受賞した。11日付のイギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 表彰されたのは、エヴァートン・ファンのジョージ・ショーくん。1月24日に行われたプレミアリーグ第23節スウォンジー戦に招待され、ハーフタイムにピッチへ登場すると、憧れの地でゴールを決めて観客からの大歓声を浴びていた。

 同賞の候補者にはイングランド代表MFロス・バークリー、MFアーロン・レノン、ベルギー代表FWケヴィン・ミララスもいたが、ジョージくんは得票率86パーセントと他を圧倒。受賞の知らせに対し、「僕が受賞するなんて思いもしなかった。みんながサポートしてくれるから惜しいところまではいくと思ったけど、勝ったなんて信じられないよ!」と語った。

 トロフィーを渡したロベルト・マルティネス監督は「彼はここでの得点を夢見て、お父さんと裏庭で練習を始めたんだ。夢を諦めていい理由なんて存在しないことを彼が教えてくれた。どんな病気やハンディキャップでさえ、彼の夢を邪魔することはできない」とジョージくんを絶賛している。

 ジョージくんはさらに、シーズン終了後に行われるクラブ年間表彰式にも招待された。年間ベストゴール賞のプレゼンターに任命され、「みんな投票ありがとう。表彰式が待ち遠しいよ」と喜びを口にした。

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